縄文人の食生活。 > kaze777
5月23日の食文化論は「古代日本の食と風土、縄文人の食生活」
はじめの1時間は講義、あとは実習だった。
西欧は緯度が高く寒いので草はやわらかく牧畜に適しているが、日本は緯度が低いので草がかたく適さない。犬は狩猟用に飼われていた。
縄文遺跡は1万年をかけて、東北から始まり関東、関西、九州に至る。移動は寒冷化の影響と思われる由。
縄文人の食生活は植物が8割。
栗、胡桃、松の実や、どんぐり、栃の実。
どんぐり(タンニン、水であく抜き)、栃の実(サポニン、灰であく抜き)の澱粉が主食であったようだ。
さて後半は実習。地下の実習室へぞろぞろと移動。
ざざむし(かわげらの幼虫)・蚕のサナギ・蜂の子・いなご・かわえび・かわはぜ・わかさぎ・くるみ・松の実・マーマレード(トイレの裏の夏みかんで作った)バター(つくりたて)・どんぐりクッキー(甘味は蜂蜜、つなぎは卵)を食す。
みていると女性はおつちいて食べている。ぎゃあぎゃあ騒いでいるのは男子、青ざめてるのもおった。
虫・魚は醤油と砂糖で佃煮にしてあった。醤油の効果は臭みを消す。虫のたぐいは、I先生が言われるようにまるで海老だ。見た目が悪いのは蚕のさなぎ、どうにも食べられない学生が多くみられた。
どんぐりクッキーは旨い。武蔵野にどんぐりは多い、秋になったら取りにいこう。
わたしたちは食に貪欲、食べ過ぎて晩御飯が食べられなかった。
関東には栃が多い。梅雨明け頃、なだらかな山々の栃がいっせいに花を咲かせる。俳句の季語に「山笑ふ」がある。本来は農業用語。田植えがすんだ頃の、のどかな雰囲気がただよう言葉である。
| 固定リンク
「2003年の日々雑記」カテゴリの記事
- 一年間、ありがとうございました。 > kaze&kuu(2003.12.31)
- 年末ドライブ。 > kuu(2003.12.31)
- 橙。 > kuu(2003.12.29)
- 忘年会。 > kuu(2003.12.28)
- 映画向きではない。 > kuu(2003.12.26)
コメント