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2003.09.26

後期、授業開始! > kuu

待ちに待った「食品機能論」の講義が始まりました。

現在、日本は世界一の長寿国家で、平均寿命 女84.9才、男78.0才。
縄文時代の平均寿命は25才。江戸時代は38才。明治時代、男性の平均寿命、42.8才。
昔は、平均寿命の男女差はなかったそうです。
それが、明治から現代にかけて急激に延びたとともに、男女差が出てきた。なぜ男女差が出たのか、不思議に思いますが、この説明はありませんでした。
寿命の延びた理由は、タンパク質の摂取量とおおいに関係があるそうです。これも詳しい説明は、今の段階ではありませんでした。
今回は、これからの講義の全体像の説明でした。

「食品機能論」によって考えたいのは、単なる長寿食ではなく、健康寿命だそうです。健康寿命とは心身ともに自立した状態で活動できる期間のこと。
健康寿命でない期間のことを療養期間と言いますが、この期間の平均は、女7.7年、男6.1年だそうです。
この療養期間をいかに短くするか、できればゼロにしたい。
それが「食品機能論」でI教授が伝授なさりたいことのようです。

療養期間というのは、身体のどこか一部分だけが先に衰えてしまった状態と考えます。身体全体の老化は避けられないけれど、一部だけの老化(劣化?)は避けたい。それは、食の摂り方で大きく左右されるそうです。

教授はおっしゃいました。
医者は、病気の治療を中心に行っている。
では、病気の未然防止の分野は誰が担っているか。
それはマスコミだ、と。
それも、かなりいい加減にやっていると。
基礎知識のない若造が お手軽に企画を立てて、あっちこっちから切り張りのコメントを取ってきて無責任にたれ流す。・・・とまでは言いませんでしたが私にはそう聞こえました。(文責kuu)

健康で長生きしたいというのは、人としての いじましい願いですよね。
長生きしたくないと明言する人、若い人でもわりといますが、そういう人でも自分の心身の健康は願っていると思います。
苦しみたくない。そう願うのは普通です。
健康は失ってから、つくづくその有難さを痛感します。

おっちゃんが言ったことですが。
「いかに生きるか」を「いかに死ぬか」と言いかえることはできるけれど、老人になると「1日でも長く生きていたい。死にたくない」としか思わなくなるようだ。

若いときからの食習慣の蓄積が、いつか結果を生みます。

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