ワークシェアリング。 > kuu
きょうの講義から学んだことについて書きたいと思います。
現在、日本の失業者数は約350万人だそうです。
不況だ、リストラだといわれて、失業者のイメージって、スーツを着たおじさんたちが思い浮かんでしまうのですが。
実際に失業者数をみると、若者の失業者の方が何倍も多いのだそうです。特に高校を卒業した人たちが、常勤職に就職ができていない。
ま、若者は常勤職なんかで働きたくないんだ、という実態もあるかと思いますが。そう言ったら話がすすまないので…。(^_^;)
不況の中、日本企業の傾向として、現在いる社員の雇用や給料を守って、新規採用を抑えています。その影響が、若い人たちに出ているのです。
雇用不安は、社会不安につながります。
働きたいと望む人が、全員働けるのが経済社会としてはいいらしい。(ケインズさん、曰く…^^;)
では、どうしていったらよいか。
ワークシェアリングというのがいいんじゃないか、という講義でした。
ワークシェアリングとは、今ある仕事をみんなで分かち合うことです。たくさん仕事をかかえている人の仕事時間を短くして、その分の仕事を今まで働いていなかった人を含め、みんなで分けようというのです。
これによって、働き過ぎ(過度の残業)もふせげるし、新規採用によって失業者数も減るでしょう、ということ。
家庭をモデルにしていうと。
だんなさんだけが常勤でシャカリキに働いて、奥さんは働かない。という状態から、
だんなさんは常勤で普通に働いて、奥さんはパートで働く。
もしくは、だんなさんがパートで働いて、奥さんが常勤で普通に働く。
こうしましょう、というのです。
それによって、仕事と家庭の調和も取れるはず、だと。
なるほど。
男も女も、みんなで仕事も家事もやるのですね。いいことだ!!
オランダは、高かった失業率をワークシェアリングで解消したのだそうです。オランダでは、パートタイマーの待遇もフルタイム並みに法律によって保障したんですって。
フルタイムの残業も限りなくゼロに近づけようとしたんだそうです。
うちはすでにこの路線です(笑)。
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