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2004.03.26

主人公は誰か。 > kuu

映画には、はっきりした主人公と相手役がいると思っています。
ぶっちゃけて言えば、主人公の成長や苦悩や、葛藤や、幸せを観客は観たいんだと思うのです。
相手役は、一緒に行動したり、助けたり、邪魔したりして深く主人公と関わるわけです。

女が主人公で、その恋人が相手役、ですとか。
男が主人公で、仕事上のライバルが相手役、ですとか。
父が主人公で、愛娘が相手役、ですとか。
こういうのは わかりやすいですね。

一見、相手役が誰だかわからないような人間関係に設定されている物語があります。

恋愛もので、恋人が相手役のようで、実は反対する母親が相手役なんだとか。
仕事上のライバルが相手役のようで、実は浮気する妻が相手役なんだとか。
愛娘が相手役のようで、実は別れた女房が相手役なんだとか。

相手役がわかりにくくなっている物語は、複雑な人間関係をうまく料理して描いている優れたストーリーと評価できる場合がよくあると思います。

けれど。
主人公がわかりにくい物語というのが、私には受け入れられません。
わかりにくいというより、主人公がいない。
もしくは、主人公が主人公たる顔をして出てこないんですね。

主役はいったい誰なんだ!
なんの話だったんだ!

とスクリーンに叫びたいです。

いちばん重い荷物を背負っているのが主人公なんです。
そういうのを古い考えとして、重い荷物を取り払った新しいタイプと自称する映画がありますが、
そういうので面白かった映画が、かつてありましたか?
私はないような気がするのです。

ふわふわした物語でもいいんです。
幸せばかりの物語でもいいんです。

でも荷物はいると思うのです。

「ホテル・ハイビスカス」という映画を見ました。
これは、とてもよかった。
主人公が誰だかわからない人は、いないでしょう。
爆発的に魅力的なやんちゃな女の子が主人公です。
映画の中で、暴れて笑って、冒険して、ナイーブな面もあり、それをスクリーンいっぱいに見せてくれました。
自分が体験したことのないステキな世界観でした。

相手役はお母さんです。
お母さんだと思わない人もいるかもしれませんが、お母さんです。w
沖縄の特殊な環境の物語のようでいて、しっかり感情移入させてくれるのは、これが母子の愛情の物語だったからだと思います。

中江裕司監督、いいなあ~。
評判のよかった「ナビィの恋」も観てみたいです。

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コメント

>重い荷物を取り払った新しいタイプと自称する映画

例えば、どの映画でしょう?(^^)

私も「ナビィの恋」が観たくなりました。

投稿: Lavande | 2004.03.26 20:14

わっはは!
おもいっきり悪く書いていますので、具体的な作品名はご勘弁を。m(_ _m)ペコリ

主人公が誰だかわからない映画って、わりとあると思いませんか?
そういう作品って、脚本家もしくは監督が、人間を描くのから逃げ出してしまったように思うのです。「人間ではなく、人間関係を描いている」タイプの作品には、どうも・・・のれないんです。役者はいいとか、そういうことは思っても、トータルの評価は低くなっちゃうんです。
ついでに言えば、相手役がいない映画というのもたまにありますが、あれも・・・・イヤです(笑)。
偏った見方してますよね~(汗)。。 ヾ(_ _。)

投稿: kuu | 2004.03.27 05:54

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