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2004.05.17

健康のため、食べた方がいいもの。 > kuu

社会人大学生になって、いくつかの食品科学の講義を受けて、我が家の食卓は変化しました。
講義と、先生方との雑談に教えられ、健康を考えた食事を摂るようになりました。
完璧には守れず、心がけている、といった程度にとどまっているのはナサケナイのですが、飽食の時代に、皆さまの参考になる点もあろうかと思い、この記事を書くことにしました。

・一番大事なのは、食べ過ぎないこと。
さる教授は「腹六分目が理想」とおっしゃいました。これは、キツイです。。
kaze&kuuは「お腹いっぱい食べるのは止めよう」と心がけています。(^_^;)

食べ過ぎない、とは、食事量&カロリーの制限です。
1日3食は必ずしも必要でない、との話題を出した教授もいらっしゃいました。
1日30品目というスローガンがありますが、多くの食品を摂ろうとして食べ過ぎてしまうくらいなら、30品目も食べなくてもいいんじゃないかな、とkuuは結論付けています。

・次に、動物性脂肪を極力控えること。そして、植物性脂肪も控えめにしています。
今まで、肉類を摂りすぎていたと思います。
それに、うちのおっちゃんは天ぷらを揚げるのが上手で、それも、「ラードで揚げると旨いんだよ」なんて言ってたんですが、今は滅多に揚げものはしません。
kuuは3年前にがんを患い現在治療中なのですが、「動物性脂肪の摂取量は乳がん・大腸がんのリスクと関係する」との説がありますので気にしているのです。
ついでに書きますと、私の家系はがんでの死亡率、罹患率がとても高いのです。
遺伝はがんの要因ですが、がんにならない親族もいるわけです。
それは、生活、特に食事によって差が出るのだと思っています。
敬愛する教授に病気を告白したとき、教授はこうおっしゃいました。
「食事の摂り方で、あなたのがんは治りますよ」

生活習慣病など後天的な素因によって発症した病気は、食によって予防もできるし治療もできるはず、と言われました。

・乳脂肪も、もちろん控える。
この記事は、これを伝えたくて書いています(笑)。(Hちゃんへのメッセージだよ~)
乳脂肪も動物性脂肪なのです。
kaze&kuuはチーズが大好きで、時々、ケーキのようにチーズを食べていましたが、それは止めました。
今は、たまに ごちそうとして食べるくらいです。
牛乳は元々飲みませんでした。
1年前からカスピ海ヨーグルトを作って食べています。ウチでは、低脂肪牛乳か無脂肪牛乳(原材料:生乳100%のもの)でしか作りません。これはカスピ海ヨーグルトの種菌を分けてくださった教授のアドバイスによります。
毎日、ヨーグルトを食べる人、それも中年以降の方、「ヨーグルトは健康食だからたくさん食べてもいい」と思っていませんか? ヨーグルトは乳酸菌を含み、栄養バランスのよい優れた食品です。教授は「この世で一番、素晴らしい食品」と言いました。けれど、乳脂肪の摂りすぎはデメリットとなるのです。

カスピ海ヨーグルトについては、以前記事にしていますので、興味のある方はこちらをご覧ください。
ついでに書きますと、市販のヨーグルトは乳脂肪分だけでなく、糖分も心配です。
甘さ控えめ(=カロリーを制限)のためにも、我が家は自家製のヨーグルトにこだわっています。
ヨーグルトに砂糖や果物を不用意に加えると、ますますカロリーの高い食べ物になってしまうことを忘れないでください。
うちでは、甘みの少ない果物(ブルーベリー、グレープフルーツなど)か、カロリーの低いオリゴ糖を加えて食べています。オリゴ糖には、ビフィズス菌(腸内善玉菌)を増やす相乗効果もあります。
(*オリゴ糖は原材料の種類によってはカロリーが控えめでないものもあります。ビフィズス菌を増やす効果も、種類によって差が出るようです。)

・乳酸菌を摂る。
「腸管免疫」という考え方により、乳酸菌を意識して摂っています。
カスピ海ヨーグルトを毎日食べるように心がけ、それだけでなく、別の種類の乳酸菌を持ったヨーグルトや飲料も摂っています。
下痢したときなどは、乳酸菌整腸剤(ビオフェルミン、ラクトーンなど)を飲みます。症状が早くおさまるし体力の回復が早いです。下痢のとき、ヨーグルトはよくないようです。

乳酸菌の種類によって、期待される効能に差があるようですが、これについてはまだ勉強中なので書けません。スミマセン。
乳酸菌について、もっと知りたい方はまず Wikipediaへ。

・食べた方がいいもの。
敬愛する教授の普段の食生活をお聞きしました。
これを「積極的に食べた方がいいものリスト」と思っています。

玄米と小豆のごはん。(普通の白いご飯ではダメだそうです)
ドイツパン。(ライ麦とサワー種を主原料とする黒いパン)
蕎麦。
豆。納豆、豆腐などの大豆製品。
野菜。(特にニンジン。他いろいろ)
果物。(グレープフルーツ、リンゴ、イチゴなど糖質の少ないもの)
海草。(海苔、ワカメなど)
ヨーグルト。
ゴマ。木の実。
ハチミツ。
黒酢。
唐辛子。

以上、腹六分目にです。


「トラックバック野郎:健康のためにしていること」に、投稿します。

【追記】この記事のコメントに、本文で触れていない魚について書きました。ぜひ、コメント欄ものぞいてみてくださ~い。

【さらに追記】 「食べ過ぎはダメよ!」の警鐘は、中年(40過ぎ)の方へ、です。
生活習慣病を避けるため、主に同世代の方に向けて書かせていただきました。説明不足で…。m(__)m
30過ぎたら、意識してほしいことでは、あります。
コメント欄にいろいろ書いていますので、気になる方は読んでくださいね。
他にも、疑問点などありましたら、ぜひコメントをお寄せください。
決して狙ったわけではなし、悪気もないのですが(笑)、つっこみどころの多い記事だと思うのです。 ヾ(_ _。)ハンセイ…
つーことで、この記事のコメント欄は今後も必読です(笑)。

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コメント

すみません。この記事、細かいところを度々訂正しました。わかりやすくするための書き直しなので大意は変わっていません。m(__)m

投稿: kuu | 2004.05.17 10:38

kuuさん、こんにちは

詳細な記事、有り難うございます。参考にさせて頂きます。それにしても、歳をとると、本当に食の好みって変わるモンですね。私も、肉や脂肪を避けて、魚と野菜中心の食事にシフトしています。

あ、「さめがめ」、毎日2~3時間くらいやってます。まだ自己ベスト出ていませんが、7月までに飽きちゃうなんてトンでもないこと。むしろ、ポイントが稼げなくて焦っています^^;

それでは、またm(__)m

投稿: poohpapa | 2004.05.17 14:15

poohpapa さん、こんにちは。
お魚の話題を出していただいて助かりました。
敬愛する教授は魚のことをおっしゃらなかったのでこの記事には書いていないのですが、おっちゃんが受けた講義で、魚の話はいろいろ聞いております。
魚は素晴らしい食品であるけれども、週に1回食べれば、その有効性は発揮されるんだそうです。やはり摂りすぎはダメって、念をおされたそうです。
魚類の中では、フニャフニャのもの、タコ、イカ、ホタテ、アサリなどが特に いい! ということです。

さめがめの記録を消すとき、一番いいスコアだけは残そうかと迷ったのですよ。。
残しとけばよかったですね。(^◇^)

poohpapa さんだけでなく、他の常連さんも、密かにさめがめに熱中しているらしいです。(^_^;)

みなさん、今のうちに修業を積んでくださいよ~(爆)。

投稿: kuu | 2004.05.17 15:42

まずは、腹8分目を目指します!
姫は食べるの早いから…。
ゆっくりいただかないとね…。

投稿: | 2004.05.17 20:34

姫さん、正解です(笑)
記事の食生活をしなさい、と言ってるわけじゃなくて、知識として知っておいてくれて、まあまあの線で食生活を見直してくれれば、それでおっけいです。

まあまあでいいんですよ。
同じく、腹8分目とゆっくり食べることを目指します!
たまの贅沢食は、お互い黙認しようねー。(^_^;)

投稿: kuu | 2004.05.17 23:30

牛乳大好きなんですけどー(つД`)
というか大きくなりたくて毎日(20年程)1リットル以上飲んでたんですけど・・・・。
抵抗力を付ける為にもチーズと牛乳、ヨーグルトを、と言われてかなりの量を今でも食べてるんですけど控えた方がいいですかね・・・・。なんか記事読んで哀しくなってきちゃいました。健康に生きるって難しいですね。

投稿: bambi。 | 2004.05.18 16:42

ばんびさん、こんにちは♪
おどかすような記事を書いてごめんね。
「腹6分目」「カロリー・脂肪は控えめに」の警鐘は中年以降に対してですので、お子ちゃま時代なら大丈夫だよ~。
成長期はいっぱい食べなきゃね。
食べ過ぎても、偏った食事でも、正常に体調を回復できるのが若さです。
40越したらアカンのよ。
あんまり若いときに身体に無理させると、私みたいに40越して病気になったりするかも…。(^_^;)
私も、こないだまで、バターとチーズが大好きでいっぱい食べていました。(TーT)

この記事が、ばんびのこれからの食生活を考えるヒントになれば嬉しいです。

3食の中で、お肉もチーズも食べて、ノドの渇きを癒すのは牛乳で、おやつはケーキや脂肪分多めのヨーグルトってことだと・・・動物性脂肪は多すぎだよ。。
日本人がみんな貧しくて、肉なんて滅多に食べれず、栄養が足らなかったときの牛乳と、今とは違うのでしょうね。

食の情報は、科学の進歩や時代と共に変わっちゃう可能性がありますので、そこが怖いところです。

ま、ひとつの意見として、お読みください。m(__)m

率直な感想をお寄せくださって感謝です。
他にも、ばんびみたいに思った人、いるかもしれないからね。
ありがとう!でした。(*^_^*)

投稿: kuu | 2004.05.18 17:34

nariです。一通り読みました。

主に脂肪の取り過ぎに関する内容ですね。

私は胃切除してから手術前と比べて半分ほどしか食べられない体になってるので、むしろカロリーが足りない位でして(^^;;;)
時々カロリー不足でぶっ倒れてます(^^;)。

私の場合はどちらかと言うとたんぱく質最重視ですかね。食事量が少ないので新陳代謝を維持できるだけのたんぱく質(体重1Kg辺りたんぱく質1g)をどうやって摂取するかが最大の悩みです。同様にビタミンやミネラルもです(細胞合成にはたんぱく質、ビタミン、ミネラルが必要なので)。ですので乳製品は貴重な食材(たんぱく質とカルシウム)でして(^^;)

ま、この辺は私の体の特殊事情という事で(^^;)

投稿: nari | 2004.05.19 04:32

nariさん、およびたていたしまして申しわけありません。読んでいただきたいと言いながら、nariさんにはお役に立たない記事を押し付けてしまったようで、本当に申しわけなく思っております。貴重なお時間を奪ってしまい、心苦しいばかりです。

nariさんが他の方のところで乳酸菌や納豆、ゴマのことを話題にされているのを憶えていたもので、、、つい。m(__)m

実は私の母は50歳のときに胃がんで胃のほとんどを切除しています。今は76歳ですが、健在です。(いろいろな不具合は抱えていますが…) 元々は大柄で仕事のストレスを食で癒していたような、よ~~く食べる人でした。それが、術後は、nariさんと同じように食べられなくなり、決して前のような体格には戻れませんでしたね。でも、あのままの食生活を続けていたら他の生活習慣病を患ったと思いますので、結果として胃がんは食生活を正すよいきっかけになったと、そう思っています。
父は近年、食道がんの手術を受けました。(こちらの詳細は長くなるので省きますが)やはり術後は以前とは違う食生活を強いられることになり、年をとってからの大手術でしたから、生活全般において術後の身体に適応するのに今も苦労しています。
そういう家族の姿を見ていて、思うのですが。
病気は、食をはじめ、いろいろな生活習慣を正す一番の特効薬ですよね。
「このままでは、よくないかも」という予感はあっても、健康なままだと、人は案外ずるずると快楽的な方向に流されてしまうものだと思います。

私はがんになったことがきっかけで今の夫と知り合い、結婚しましたので、病気には感謝しています。
で、これからの時間を少しでも長く一緒にいたいと思って、一緒に食品科学の勉強をして、食生活を見直しているところです。

nariさんは、すごくよく病気を勉強され、理解されて暮らしていらっしゃいますね。
だから、余計なことかも知れませんが。
私の思うことをお伝えしたいと思います。

少ししか食べられないからこそ、その食の内容は重要だと思うのです。
乳製品なら、ぜひヨーグルトを(笑)。
どの乳酸菌がいいのか、どうやら人それぞれらしいのですが、もし、nariさんにお薦めできる乳酸菌情報を得られることができたら、すぐにお知らせしますね。

列記したお薦めの食品の中には、術後の方にはお薦めできないものも入っております。申しわけありません。m(__)m
nariさんは、充分ご存知でいらっしゃいますよね。
他のここを読んでくださっている方がご自身やご家族のために知りたいと思われるかもしれませんので、参考URLを書いておきます。
国立がんセンターHPより。「手術後の食事」
http://www.ncc.go.jp/jp/ncc-cis/pub/care/010328.html#01

nariさんにはとっておきのサイトをご紹介します。ご存知かもしれません…。(^_^;)
日本食品機能研究会HP
http://www.jafra.gr.jp/index1.htm

ご意見があれば、お時間のあるときに教えてください。

投稿: kuu | 2004.05.19 06:21

nariです。

ゴマの件を見ていただいたという事は、本家の方までかなり読んで頂いたのですね。ありがとうございます(^^)。

確かに胃切除すると食べすぎにはなり難くなりますし、食生活も全面的に見直す事になりますから、生活習慣病対策にはなりますね(^^;;;)。私も術前はたんぱく質なんて考えもして無かったです(^^;)

ヨーグルトは愛用してます。乳製品というよりは、乳酸菌という視点ですが。抗癌剤使ってるとどうしても下痢になってしまうのですが、乳酸菌を毎日摂取していると症状が軽くなるので。量が飲めない時はヤクルト、量が飲めるときは飲むヨーグルトですね(^^)。どこにでも売ってるブルガリアなんたらです(^^;)。個人的にはヤクルトがお勧めですね。何と言っても安くて量も少ないので(^^)。

国立がんセンターのpageは私も参考にしました。もう片方は後で見てみますね(^^)

私からもお勧めサイトを。私のサイトにもリンク設置してますが、
http://www.gctv.ne.jp/~yachi-k/index.htm
です。栄養士で、胃切除された方のサイトです。
ただ、そう遠くない内に無くなってしまうかも知れませんが…

投稿: nari | 2004.05.20 20:58

nariさん、再びコメント、ありがとうございます。
私も乳酸菌飲料といったらヤクルトが好きです。
量が少ないのでカロリー(糖質)を余分に摂らなくていいから、と思っています(笑)。ヤクルトの乳酸菌「L.カゼイ.シロタ」はがんにいいと言われていますしね。
私は花粉症なので、この春は花粉症に効果が高いと宣伝していた別の乳酸菌飲料に浮気してました。花粉症の症状は、おかげさまでほとんど、全くでなかったんですが、乳酸菌だけのおかげかどうかは・・・断定できませんよね。(^^ゞ
カスピ海ヨーグルトを常食していますが、カスピ海ヨーグルトの乳酸菌は生きたまま腸まで届くタイプではないので、他の乳酸菌も摂るようにしました。(生きたまま腸まで届かなくても、乳酸菌には整腸効果はあるのですけれども)
乳酸菌のことは、大学でも勉強しています。
表に出てこない新研究の成果などが探り出せないかな~と思っています(笑)。

「がんに効く」と謳った、いろんな食品の情報がありますが、その食品のデメリット(副作用など)や効果率を考えると、まゆつばものが多いと感じています。(高価だったり…)
乳酸菌は、がんだけでなく、人間の身体にいいものと科学的理論で納得できていますので、不安なく摂取しています。^^

おすすめのサイト、はじめて拝見させていただきました。
素晴らしいサイトですね。
当たり前の食材で、簡単で身近なレシピが満載でしたね。愛知県出身なもので「郷土料理」のコーナーも嬉しかったです。
これから、隅々まで読ませていただきます。
ここを読んでいる他の方にも、nariさんご紹介のサイトをおすすめします!

今後とも、よろしくお願いいたします。m(_ _m)ペコリ

投稿: kuu | 2004.05.20 23:25

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受信: 2007.05.23 23:42

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