社会人大学の来年度の履修希望はひとつの大学に絞りました。(いくつかの大学から講義を選択できる制度です)
今年度はふたつの大学とひとつの協力施設で勉強しましたが期待はずれな面も多かったのです。実家帰りで休んだせいで講義内容が理解できなくなった、というのは自分の落度なんですけれども。おっちゃん、ある講義に関しては後期は一度も出席しませんでした。前期で見切りをつけたんだそうです。kuuは ひとりで出席しましたが確かにスルーしても良かったかも。。先生は資料をたくさん下さったのですけど、コピーに出典が書いてないんですよね。モラルという意味でも、学生さんがもっと深く調べたくなった場合を考えても、それでいいのだろーかと。まあ、聞けば教えてくれたので kuuは何度か聞きに行きました。最後の方の資料には出典が書いてあったので、おばちゃんが講義に出た意味はそこにあったのかも。(^_^;) 先生の自説なのか、誰か偉い人の考察なのか、確認されている事実なのか仮説なのか、そういう大事なところに曖昧な感じがあって。その大学には、たぶん、もう行きません。なんつーか、図書館はいいんですけどね。
図書館には3月までは入館できるので映画鑑賞などで利用させていただきます。学生と職員の私語がウルサイという罠もあったりするんですが…。おばちゃんは注意しますので。
きのうは、Lavandeさんの記事に触発されて『ロスト・イン・トランスレーション』のDVDを観てきました。映画館で観れなかったのは残念でした。。しか~し、DVDにはDVDだけの特典映像が70分も付いているのですよ。ロケーション風景やらインタビューやら、未公開シーンやら。ソフィア・コッポラ監督の前作(デビュー作)の『ヴァージン・スーサイズ』のDVD(←とても好きな映画)にも楽しい映像特典が付いてました。ソフィアの映画が好きな人はDVDも観ることをオススメします。
ストーリーはリンク先に書いてあるので書きません。(←めんどい) 感想はネタバレを恐れずに書いてしまいます。
脚本が素晴らしいと思いました。と思ったらアカデミーの最優秀脚本賞を取っていました。日本での評価はきびしい見方もあったようです。日本でロケをして日本人がいっぱい出てくるので、その描き方に違和感を抱いた人がいるようですが、そんなことを気にして観るような映画とは思わなかったな。
場所が東京である必要はなかったのかもしれません。
映像はきれいだけど、毎日リアルで東京の風景を見ている人の目に敵う映像はなかったと、そういう意味では私は辛口に評価します。しかし、場所ではなく。
主人公と相手役の心象風景とセリフに没頭しました。
中年男性の人生の辛さなんて実はどうでもよくて(笑)。彼は若者の対比として存在するのだから。若者が救われると自分も救われるのが中年だったりしますものね。
さみしい。
家族に電話をする。
家族は忙しい。
どこかすれ違う。
冷たい空気が流れて電話を切る。
もっと、さみしくなる。
・・・そういう孤独を感じたこと、あなたにもあるはずだ。
若いときは思う。
今は辛い。
では、年を取ったらラクになるのか?
年を重ねて思う。
若いときよりラクになったか?
いや、今も辛いよ。
若いときよりラクだとしたら。
あきらめたのではなく。
自分のポジションを知ったから。
ポジションに焦燥感はあっても。
慰めかたを身につけた。
観客それぞれの負の人生を振り返らせてくれる、そんな映画に思いました。
でも、希望があるんだよね。^^
いい映画でした。
音楽はラブリー。はっぴいえんど、背伸びして聴いてた、kuuの青春そのものです。
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