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2005.05.26

共通認識としての言葉。 > kuu

植物や鳥や、ものの名前を知ることに意味がないという意見を読んだ。たまたま昨日のエントリーに「名前を知って初めて、いろんなことを調べられます。観察するには予備知識があった方が楽しいです。」と書いているので、このことを考えてみた。

ある芸術(例えば絵画、写真、音楽)に力があって、鑑賞する側に必要十分な鑑賞能力があるのなら、その芸術にはタイトルさえも必要はなく、描かれている対象の名前を知ることにも意味はないのかもしれない、と思う。
植物や鳥、自然の風景といった場合も、名前にとらわれずに鑑賞できる心は大切だと思う。

しかし、人に感動を伝える場合、共通認識として名前はあった方がよい。
すんごく当たり前のことなんだけれども。


おっちゃんと出会った最初の頃に、俳句歳時記をもらった。
おっちゃんは歳時記の全ページを5回は読んだそうだ。
知らない言葉や魅力のある言葉が、たくさん書いてあった。

雨の名前。
風の名前。
行事の名前。
植物の名前。
いろいろ、いろいろ。

日常を離れた言葉が歳時記の中では生きている。
言葉を知り、先人の作った優れた句を知ることは俳句の基本だ。(*俳句歳時記には言葉の意味と一緒に、作例として俳句が載っている。意味だけのものは季寄せと呼ぶ)

共通認識を求めないのなら作品を世に出す意味はないと思う。
自分の存在証明であり、感動を求めているから発表するんじゃないのか?

全ての芸術はそうだと思う。

言葉を否定してはいけない。
評論されることに耐えうる力がなければ、芸術とは言えない。
評論は言葉だ。


きのう散歩で、また新しい植物に出合った。
まだ名前は知らない。
私とこの植物の間に、物語は何もない。
けれど、世界のどこかでこの植物に名前を付け、愛し、増やし、育てた人がいる。彼らとこの植物の間には物語があるだろう。その物語を知りたいと思う。好奇心だ。
まず、名前を知ること。そこから始まると、やはり思うのだ。

まだ名も知らぬ植物

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

kuuさん、今気が付いたのだけど、私が書いた園芸療法の記事の部分とつながってくる気がします。一緒に花をめでたり作業をしたりする人には必ず花の名前を伝えます。伝え方にも気配りしますが。これが前提となって共感が生まれているように思います。

投稿: ミントのみん | 2005.05.26 22:43

kuuさん、同感です。
名前って大切だと思います。
きっと、名づけた人はいろんな思いを込めてつけているだろうし、
名前がわかると親近感がわいてきます。
かわいいぃ~とか。

なので、その物自体の名前+その物に自分で名前をつけて呼んだりしちゃいます。
例えば我が家のパキラはパッキーって呼んでいます。
「パッキー元気?」って声かけています(*^。^*)

植物だけでなく物も全て、出会えたものと物語、綴っていきたいです。

投稿: miu | 2005.05.26 23:18

◆みんさん、おはよ~ございます。^^
園芸療法については存じませんが、みんさんのコメントを読んでなるほどと思います。
ものの名前を認知するってことは大事なのですね。
「共感」、いい言葉ですね。園芸療法の目指す成果がこの一言でぼんやりと見えたような気がしました。^^

◆miuさん、おはよ~ございます。
ああ、miuさんもやってますか。私もやります。^^
庭の樹木は、「さん付け」で呼びますしね。
朴さん、牡丹さん、柚子さん、とかって…。(^_^;)

心の中の愛に言葉は要らないけど、愛情表現には言葉や名前は欲しいですよね。
これからも、miuさんの物語を、どんどん綴って共感させてください。^^

みんさん、miuさん、コメントありがとうございました。m(__)m

投稿: kuu | 2005.05.27 08:08

こんばんは。
私も、名前を知るのは重要だと思います。
人間同士だって名前を知ると親睦がより一層深まるし、対象が物になっても同じではないかと。
名前を知ることで物語が始まる。まさに、その通りですね!
私も、いろんな物語を作っていきたいです。

投稿: ひまわり | 2005.05.30 21:13

◆ひまわりさん、こんばんは。
ときどき、こういう、うっとおしいことを書きたくなるのですよね。書かずにおられない衝動ってのが今回もあったのです。
コメントは付かないだろうなあと思っていました。
つまんないことを力入れて書くなよって、思われるだろうなあ~って…。
なのに、ご賛同のコメントをいただけてうれしかったです。

思えば、こういう衝動系(?^^;)の文章を書いたとき、ひまわりさんはいつもコメントで励ましてくださってますね。
m(_ _m)フカブカ。ありがとうございます。

これからも、ひまわりさんの物語を楽しみに見させていただきます。^^

投稿: kuu | 2005.05.31 00:28

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