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2005.11.22

「食品安全情報blog」の紹介。 > kuu

この日々雑記によく書いていることですが、あやしいものをマユツバの情報で勧めるマスコミが多いと思います。それに影響された人々は、口コミで情報を他に伝染させてしまう。。

特に大病すると、周囲の人が善意で「何か」を勧めることは多いです。勧められた本人に、正しいのか正しくないのか判断できる知識がなければ、相手を信頼していればいるほど、無防備に信じちゃいますよね。

kuuは騙されてぼったくられるのがイヤなので(^_^;)、そのための自衛として勉強のついでにいくつか資格を取りました。しかし、そんなうわついた勉強は入り口でしかなく、具体的な疑問や問題が起きると、結局、自分で判断はできないのです。やっぱりマスコミや権威のある人の発言に影響されてしまいます。

世の中のウソには2種類あります。
何かを勧めるウソ。
何かをダメだというウソ。

それで、食品科学などの勉強を始めました。

リンクリストに載せないで、ずっと大事に読んでいるブログがあります。
いつか、ここでキチンと紹介したいと思っていました。

「食品安全情報blog」
国立医薬品食品衛生研究所、安全情報部の主任研究官、畝山智香子さん個人のブログです。

このブログについての適切な紹介はこちらです。
一部、引用します。

とにかく一度見てほしい。世界各国の行政機関、研究機関のプレスリリース、学術雑誌に載っている論文などのエッセンスが紹介され、リンクが張ってある。

畝山さんはこう話す。「残念ながら、食品安全について日本語で検索すると、ウソの情報が多いのです。しかも、それらが検索の上位に上がってきてしまう。『○○は悪い』と書きながら、情報のソースが何かをはっきりさせていなかったり、怪しげなドクターを登場させたり。でも、検索の上位にあるサイトにある情報だから、と信用されてしまう。そこで、ソースがはっきりした学術的な情報を、日本語でもどこかに残しておいて、必要に応じて読んでもらえるようにしなければ、と思いました」。

FOOD・SCIENCE 「松永和紀のアグリ話●食品安全関係者必見!お役立ちブログ」2005-01-26の記事より引用


本日アップされた中に、個人的に強烈に興味を持った情報がありました。
「アスパルテームとラットにおける発ガンリスクの上昇」

全文を読んでいただきたいと思いますが…、要約 引用しますと、

イタリアの研究者らがアスパルテームの安全性に疑問を呈している。

研究者等は甘味料を投与されたラットが現在ヒトへ推奨されている量より少ない量でガンを誘発すると報告しているが、これはこれまでのアスパルテームが安全だとするほとんどの研究に矛盾している。

専門家らはこの研究は正統ではない方法で行われたもので、どうしてこの甘味料がガンを誘発できるのかを理解するのは困難であるとしている。アスパルテームは血流に入る前に分解されて通常体内に存在する物質になるからである。

「食品安全情報blog: アスパルテームとラットにおける発ガンリスクの上昇」より引用


かつて、砂糖100%断ちをしていたkuuはアスパルテーム愛好家でした。当時(10年くらい前)からアスパルテームに発ガン性があると訴える人々がいました。私はメーカーに電話して聞きました。メーカーは(当然でしょうが)発ガン性を否定しました。
真実はどうなのかを究明する力は私にはありません。

だけど、今、この情報にたどりつけました。


【訂正】引用部分を少し言葉を変えただけで要約としていましたが、「引用」に訂正しました。

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コメント

natureが刺激的なタイトルでだしてますが、あんまり関係ないような気がします。読んでみるしょうゆを採りすぎると高血圧になりやすいよってのよりも緩やかな感じ。
kuuさんがどっちに感じたのか記事中でわかりませんでしたが、私は気にすることないんじゃない?って思いました。

投稿: だいせい | 2005.11.23 11:10

◆だいせいさん、こんにちは。
がーーーん! わたしがどう思ってるのか、伝わりませんでしたか。。。_| ̄|○

気にしないというより、『その実験結果ではアスパルテームに発ガン性は認められないのに、イタリアの研究者は何発表しているんだい!ヽ(*`Д´)ノゴルァ』と思ったです。
マスコミはセンセーショナルなことは大げさに報道しますが、それが間違いだったとわかったとき、訂正の報道は・・・ちゃんとしない傾向にあると思います。
人々の記憶には「身体に悪い」という印象だけが残ってしまったり。
「○○はよくないんだよ。だから●●にしなさいよ」みたいなあやしい言葉が蔓延しているように思っています。

投稿: kuu | 2005.11.23 18:54

決して親切ではない記事を丁寧に読んでいただきありがとうございます。
プロでない人に如何に正確に伝えるかが今後の課題です。

投稿: uneyama | 2005.11.25 18:55

◆uneyamaさん、コメントありがとうございます。
「食品安全情報blog」は何かを検索していて「FOOD・SCIENCE」の松永さんの記事が引っかかり、それで存在を知りました。
春のキャッサバの事件報道のときのその後の情報も、たいへん興味深く読ませていただきました。
専門的な知識がなくても、興味のあることはぐいぐい惹かれて読んでしまいます。

今後も更新を楽しみに読ませていただきます。
少しづつ、理解できる幅が深く広くなるように、読者として精進いたします。

投稿: kuu | 2005.11.25 21:11

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