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2006.05.06

朴の花の試練。 > kuu

朴の花の寿命は3~4日と言われています。
だけど、1日しか咲かない花もありました。
「朴の花が咲いた!」の写真1枚目の花の開花は1日だけでした。5月1日は夏のような陽気で開花しましたが、翌2日は冷たい雨の降る寒い日で、この日、どの花も花弁を閉じたままでした。朴の花は夜間や雨の日は咲かないのです。蘂(しべ)を寒さや水滴から守っているのだと思います。
翌3日は晴れて暖かくなりましたが、1枚目の花は2度と開くことはありませんでした。理由はわかりませんが繊細な花です。

下の写真は開花後に花弁を閉じた花の様子です。開花前のつぼみなら、がく弁も閉じていますが、これは3枚のがく弁は開いたままになっています。

閉じた朴の花

通常はこの状態で朝を迎え、太陽が昇って暖かくなればお昼前後にはまた咲きます。

前記事で開花していく様子を撮った2~4枚目の花は、3日に再び開花しましたが雄しべは崩れていました。下がその写真です。

朴の花、雄しべが崩れ…


朴の花、蘂の部分(1日目)さて、朴の雌しべは開花してすぐの1日目のみ受粉可能です。右の写真がその状態です。雌しべの先端が開いています。(↑ 上の写真だと雌しべは閉じていて、もう受粉はできません。)
雌しべが受粉可能なとき、雄しべはぴったりとくっついていて、まだ花粉は出していません。雄しべが花粉を出すのは2日目以降です。(↑ 上の写真の雄しべは花粉が出ています)
このように雌しべと雄しべの生殖期間がずれているのは、「近親婚」を避けるためだそうです。
撮影中にも強風などで、はらはらと落ちていく雄しべを何度か見ました。花粉を出しきって雄しべの役目は終わるのですが、出しきる前に落ちてしまうのは、せつないですね。

【追加関連記事】上記の説明がわかりにくいので、写真とともに新しい記事を書きました。m(__)m 「2007年、朴の花。」


雨や風や寒さの試練を超えて大きく咲き誇った朴の花は、それだけで素晴らしい。

朴の花

朴の魅力は花だけではありません。
昔から、大きな朴の葉は食器代わりに使われました。
また、木目が細かく木質が柔らかで均一なため、刀の鞘、下駄の歯などにも利用されました。
朴の木は人々の身近で役に立ち、生活の中で愛されたのです。

【参考にさせていただいたサイトに感謝いたします】
花図鑑のボロボロブログ!ホオノキ
白岩先生の植物教室モクレンのなかま 「7.ホオノキ」

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コメント

神秘的というか・・・生きることの大変さかな?を思わせてくれる朴の花です。お花って、美しくってはかないっていつも感じます。 そして力強さを小さなお花からも感じます。
↓あんこサンド、おいしそー♪

投稿: Rico | 2006.05.07 23:24

◆Ricoさん、ホントにどんなお花からも力をもらえますよね。庭の花だと、今年は咲いたとか、咲かなかったとか、花がいっぱいついたとか、いろんなことに一喜一憂してしまいます。
ウチの朴は、もう老齢期なのかな?と思わせるところがあって、見守りながらこっちが癒されています。^^

あんこ+サワークリームのアイデア、ありがとうございました♪

投稿: kuu | 2006.05.08 16:21

有難う御座います。素晴らしい感動を覚えています。

蓮の花にある、崇高さと月下美人の美しさと、儚さを重ねていますね。いい物を見せていただき、ありがとうございました。

投稿: 銀河 | 2006.05.16 21:15

◆銀河さん、コメントありがとうございます。
蓮の花、月下美人、どちらも美しい花ですよね。朴の花も並べて褒めていただけて、すごく嬉しいです。
朴の花には蜜がないんですよ。その分、虫を呼ぶためにとてもいい香りがします。ぜひ、どこかで本物をご覧になってみてください。^^

投稿: kuu | 2006.05.16 21:44

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