シロップ漬けの梅。 > kuu
ミントのみんさんちで教えてもらった梅シロップ。最初、黒酢で作って、とてもおいしかったので再度、リンゴ酢で作ってみました。
黒酢で作ったときは青梅でした。
リンゴ酢のときはいい青梅が手に入らず、少し黄色くなった梅を使いました。青梅に混ざって少し黄みを帯びた梅が入っていたのです。
青梅の方が梅のエキスは出やすいらしいのですが、熟した梅で梅シロップを作ってらっしゃる方もいるので、多少黄色くなった梅でも大丈夫だろうと思いました。
黄色い梅は、青梅に比べて「糖度が高く、アクが抜けていて、だけど痛みやすい」と考えました。ならば、酢や砂糖の量はどうするか、と迷ったんです。
お砂糖少なめ、酢多めかなあ…。
だけども、お砂糖は浸透圧に関係するし、酢は味に影響しちゃう。
下手に減らしたり増やしたりしないで、同じ分量(梅1キロに対し、氷砂糖1キロ、酢1カップ)でやってみようと思いまして、その結果!
すんごくおいしく出来ました。
多少甘い気がしますが、薄めて使うので、まあいいかと。
それと、すばらしい余禄がありました。
シロップに漬けた梅が、半分はシワシワで半分はふっくらしたままだったんです。
たぶん、青梅はシワシワになって、黄みを帯びた梅はエキスが出にくい分、シワシワにならなかったんではないかと思いました。
このふっくらした梅、そのまま食べたら超ウマ♪
黒酢で作ったときの青梅は、全部シワシワになったんですよね。そのまま食べましたけど、硬いしアクも残っていて、おいしい♪とは言えなかったんです。
そのふっくらしたシロップ漬けの梅と、リンゴ酢の梅シロップを水で薄めたものです。
甘酸っぱくて、さわやかな味です。毎日1個は食べたい。来年は、365日×2人分で730個の梅をシロップに漬けようかと・・・まじめに考えちゃいます。
そうそう。
氷砂糖のことを書いておきましょう。
静岡で青梅をいただいたとき、梅酒作りのコツのひとつとして、氷砂糖は均一の形にカットされたものではなく、自然結晶のロックアイスのようにバラバラの形のものがよい、と伺いました。
その意図はたぶん、浸透圧をゆっくりにするために溶け具合に差が出る様々な大きさの氷砂糖があるのがよい、ってことだと思っています。急激に濃い砂糖液に漬けるとシワシワになるのは黒豆を煮るときもそうなんですが、梅を漬けるのも同じなんだろうなあ。
そうは言っても、東京ではその氷砂糖が見つからなかったんです。形のそろった小粒の氷砂糖ばかり売っています。でも、木曽ではロックの氷砂糖をいっぱい売っていました。来年のために買ってきました。^^
◆黒酢の梅シロップとリンゴ酢の梅シロップの違いについて。
〔黒酢の梅シロップ〕コクがある。酢の風味が少しある。
↓
・お湯で割ってホットドリンクとして飲むのをおすすめ。お好みで4~5倍くらいに割ってください。
・シロップ原液をプレーンヨーグルトに掛けるのもおいしい。梅ジャムとダブル載せだと、さらにウマ~。
・かき氷や市販のみぞれ、バニラアイスにシロップ原液を少しかけるのもよいです♪
〔リンゴ酢の梅シロップ〕さわやか。酢の味は感じない。
↓
・冷たいドリンクで飲むのをおすすめ。お水や甘味のない炭酸水で割ってください。
・水や炭酸水で4~5倍に薄めたものに、ほんの少し紫蘇シロップをたらすと風味が増しておいしいです。
お子様や酢の苦手な方はリンゴ酢の方がいいと思います。
だけど、ちょっとコクが足りない(酢の風味がない)ので、大人な味覚の方には黒酢をおすすめ。ホットで飲んだり乳製品と一緒に食べると、酢の風味が和らぎます。
紫蘇シロップを足すのは、リンゴ酢の方だけにおすすめします。
◆梅シロップの作り方、おさらい。
材料:梅1キロ、氷砂糖1キロ、酢1カップ
1.(青)梅を洗います。
2.ヘタの部分は楊枝などで取り除きます。
3.水分をふき取ってポリ袋などにいれ、冷凍庫で一晩以上冷凍させます。
4.ビンに青梅、氷砂糖を交互にいれます。
5.上から酢を回しながら加えます。
6.全体を揺らしたりひっくり返したりして混ぜます。氷砂糖が溶けるまで時々混ぜながら保存。
7.1週間から10日で出来上がり。
【参考サイト】「ミントのみん: 梅シロップのつくり方♪」 上記の作り方、ほぼコピペです。m(__)m
◆その他、お役立ちのサイト
・シワシワの青梅はひと手間かけてジャムにすると、おいしく変身します。コツを含んだ、わかりやすい作り方が掲載されています。
「ミントのみん: 梅シロップ後の梅を、梅ジャムに・・・・」
完熟梅ジャムの作り方は当ブログのこちら。「杏色の梅ジャム。」
アクの強い青梅のジャムの作り方はこちら。 「青梅ジャムのアク抜き。」
・紫蘇シロップの作り方はこちらを参考にさせていただきました。梅シロップと合わせなくても単独でおいしいです。紫蘇ジュースは暑苦しい朝の寝起きにいいよ~。
「隠れ家: しそシロップ」
【追加関連記事】
・「夏の感覚。」 シロップと梅を冷凍した「氷梅」の記事はこちら。
・「梅シロップ3種。」 3種の酢で梅シロップを作ってみました。
・「赤紫蘇シロップは果汁で作ろう。」赤紫蘇シロップの酸味へのこだわり。作り方。
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コメント
kuuさん、
シロップ漬けの梅がおいしそうで、感激しました。
ふんわりしている!
うちのは、何より皮がかたかった・・・。
やはり熟しかけた梅だったからでしょうね。
そして、いい梅だったのでは?
普通、シロップにはあまりいい梅は使わないと思う(うちだけかも)んで、これはすごい贅沢シロップなのかもと想像いています。おいしそうですね~。
黒酢とリンゴ酢で、やはり違いが出ましたね。
来年、参考にさせていただきます。
紫蘇ジュースは若い頃トライして大失敗し、そのアクの味がまだ記憶にあるので、なかなか再トライできません。どうやって作ったのか、しっかり記録しておけばよかったのですが、すごい昔で、何が失敗だったのかさえわからないのです。
でも色が綺麗だし、おいしくつくってみたいな。
投稿: ミントのみん | 2006.07.23 21:29
◆ミントのみんさん、こんばんはー。
そうなんですよ。思わぬ余禄でした。黒酢で青梅のときは硬くてシワシワでしたから、今度もそうなると思ってました。
出来上がりのシロップの量が少ないように思ったんで、梅のエキスは少なめかもしれませんね。でも、半分のシワシワくんががんばってくれたようで、シロップもおいしいです。狙ってはできなかったと思います。^^
今回、シワシワのを食べますと、硬いですがこれも味はいいのです。アクをほとんど感じません。青梅よりかは、熟しかけていたせいだとしたら、青梅を買って家で数日追熟したくらいがシロップ向きみたいです。←梅目的のシロップの場合ですね。(^^;
梅は量販店スーパーでキロ200円に値下げされていた梅です。たぶん、売れ残って追熟されてしまった梅でしょう。いい梅だったのかなあ??
紫蘇シロップ、ウチはふにゅさんと同じように、リンゴ酢でお砂糖少なめに作りました。煮出したエキスも薄めだったかも。飲み終わって紫蘇の風味が残るのが、好き好きかもしれません。
リンゴ酢シロップが黒酢に比べてさっぱりしすぎていたので少し混ぜたら、思わぬアクセントになって、おいしく感じました。みんさんちのおしゃれなパイナップルミントの代わりになっているでしょうか。^^
投稿: kuu | 2006.07.23 22:43
kuuさん こんにちは
トラックバック&ご紹介ありがとうございました。
写真は大人のお茶の時間を感じさせますね。
黒酢とりんご酢、青梅と熟した梅、氷砂糖のこと
とても参考になりました。
来年のために(._.)φメモメモです。
投稿: ふにゅ | 2006.07.24 12:20
◆ふにゅさん、こんばんはー。
こないだテレビで紫蘇エキスとやらが健康食品としてすんごい高い値段で売ってました。むふふ。ウチには自家製紫蘇シロップがあるもんねっ。記事にしてくださってありがとうございました。(^^)
来年まで憶えていられるか、自分に自信がなかったので、この記事を書きました。(^^;
投稿: kuu | 2006.07.24 19:35