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2006.11.07

野趣あふるる姫リンゴのジャム。 > kuu

おっちゃんが拾い集めて持ち帰った姫リンゴの果実。

姫リンゴ、kaze撮影

直径15~20ミリ程度の小さな果実が30個くらい。
ひとつ生で食べてみたら、全然おいしくありませんでした。食感はじゃりじゃりしてて、アクがあり、酸味とか甘みとか、そういうおいしい味はしなくて、ぼんやりとしたリンゴ風味でした。
食用と保障されていないものを拾って食べるなどということは、良い子は真似してはいけません。ウチではよくやっていますけど…。

姫リンゴ

上の写真は先日、キャンパスで撮った姫リンゴです。
同じ木を3年前の11月10日にも撮影していまして、1枚目の落ちた果実は、そのときのおっちゃんの写真でした。同じ日の写真はこちらとこちらにもアップしています。
比べると、今年は枝の葉っぱがほとんど落ちていたのが印象的でした。

おっちゃんから姫リンゴのジャム作りを期待されてしまったkuu。
食べてみておいしくないものの方が、おいしいジャムに変身するような気がしているので、不安はあったけど、いい予感もしました。たとえば、梅や橙(ダイダイ)。そのまま生食しないこのふたつからこそ、最高においしいジャムとマーマレードが作れました。
いろいろ作りましたが、ジャムの最高峰は完熟梅ジャム。マーマレードの最高峰は苦味のある橙のマーマレードと思っています。

さて、姫リンゴ。このちっちゃいのを、どう扱おうかとネットで検索。
まず出てきたのが「透明林檎ジャム」なる作り方。
「4時間煮る→24時間漉す→砂糖を足して煮詰める」
で、やってみたんですが、4時間煮ても姫リンゴの組織が壊れず、漉しても汁が落ちないんです。さらに2時間煮てもダメ。電子レンジで様子を見ながら合計5分あたためて、それでもダメです。漉せません。
結局、散々煮てやわらかくなった姫リンゴの果肉を裏ごしして煮詰めてジャムにしました。普通の作り方ですね。。

今回の作り方をまとめると、(姫リンゴは約30個で200グラム)
・2日間、水に浸けておきました。途中、何回か水は変えました。アク抜きのつもりと、ヘタのくぼみのところに土が入っているものがあったので、砂抜きのつもりで。
・砂が取れないものがあったので、その部分は包丁でえぐり取りました。痛んだところやヘタの反対側のトゲみたいに硬い部分も切り取りました。
・小さなステンレスの鍋で合計6時間水煮しました。途中で何回も水を足しました。
・電子レンジで合計5分、あたためました。(少量の水を加えて)
ここまでは透明ジャムを作ろうと思ってやったこと。

ここから方向転換。
・やわらかく煮えた果肉を裏ごしします。裏ごしは面倒という声も聞きますが、パンチングメタルの底の平たいザルと木べらでやると楽にできます。果肉を取りきろうと思わず、だいたい取れたらいい、くらいの気持ちだと苦行になりません。
・裏ごししたピューレを計量。100グラムでした。
・これに、鍋で煮たときの煮汁が20グラムあったので加えました。
・全体の重量から砂糖の量を40グラム、と決めます。
・レモン果汁は半個分用意しました。材料の姫リンゴを食べたとき、酸味を感じなかったので、酸味は必要と思いました。
・ステンレスの小鍋にピューレと煮汁、1/3の砂糖とレモン果汁を混ぜて火にかけます。
・常に焦げないように様子を見ながら弱火で煮詰めます。途中、1/3づつ、2回に分けて砂糖を足します。
・リンゴはペクチンの含有量が多いので、まだ全体がかたまり始めていない、少しとろっとした状態で出来上がりとします。ゲル化するまで煮詰めると冷えてから固くなりすぎると、梅ジャム作りで学びました。

わずか100グラムの姫リンゴジャムです。

姫リンゴのジャム

野趣あふるる味。昔、駄菓子屋で売ってた10グラムくらいの小袋入りのリンゴジャムと同じような、懐かしい味がしました。

手間とガス代を考えると、割に合いません。
おっちゃんが嬉々として拾っていた姿を見なければ、作らなかったように思います。
子供がくれた木の実や貝殻、猫の戦利品の昆虫と同じ価値、と言うと、どうでしょうか。

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コメント

kuuさん、
すっごーーーい、感激です^^
私は最初姫りんごのジャムときいて、正直「え?」と思いましたし。
野趣あふるる懐かしい味・・・・なんだかそれをきいてほっとしました。

kuuさんにとって、これのスプーン一杯の価値がものすごく大きいのでは・・・・?

投稿: ミントのみん | 2006.11.07 21:14

◆みんさん、長い4日間でした。
おしゃっていただけたように、黄金の100グラムです。6時間のガス代はもったいなかったですね。(^^;

確か、みんさんのマンションの共用庭に、姫リンゴの木があったんですよね?
だけど、「作ってみては」と言わないわたし。。
小学校の自由研究とか、そんなノリだとおすすめできるかも~。

投稿: kuu | 2006.11.07 21:45

kuuちゃん、このジャムちょうだいとは言わないよ…。ししし。
ヨーグルトにかけた?
パン?
最近、白椿家では、黒豆をお休みしてブルーベリージャムに変わりました。
また黒豆ヨーグルトが食べたくなってきた。
姫りんごを拾う、おっちゃんの後姿を想像したら、和めました。

投稿: 白椿 | 2006.11.07 22:07

◆白椿さん、ぜったいあげない(笑)。これはふたり占め~。
最近、体が冷えるものだから、ヨーグルトはおやすみしているの。
乳酸菌は薬で摂ってるのよ。ビオフェルミンや、ガスピタンで。
食品から摂ったほうがいいんだけどね。

おっちゃんはヨモギやツクシやノビルを摘んだり、梅や銀杏を拾ったりと、こういう姿は年中観察可能です。^m^

投稿: kuu | 2006.11.07 22:39

◆今、パンに塗って食べたよ。お夜食~。w
うまーっ!
おいしすぎるイチゴジャムってな味(謎)。
決して市販のリンゴジャムとは違う味。
おっちゃん、また拾ってくると言い出したので止めました。
1年1度にしてくれって、言いました。

投稿: kuu | 2006.11.07 23:49

すごーい! 姫りんごのジャムは想像しませんでした。
試行錯誤しながら、手間を惜しまずに作るkuuさんを尊敬します。
家では先月末に紅玉が手に入ったので、ありきたりのジャムを作りました。

投稿: ふにゅ | 2006.11.08 13:05

◆ふにゅさん、もったいない精神であきらめずにやってみました。
生の姫リンゴを味見したときは、その不味さに驚いたんですけどね。
出来上がったジャムの味をみて、もしかしたら駄菓子屋のリンゴジャムの原材料は姫リンゴかもしれぬ・・・と、おっちゃんと話しました。
チャンスがあったら、ぜひ!(笑)

紅玉、手に入りにくいですよね。手に入ったら、わたしもワクワクしながらジャムやパイを作ると思います。大好きなリンゴです。^^

投稿: kuu | 2006.11.08 19:13

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