« 乙女椿の名前の由来。 > kuu | トップページ | 携帯あってもすれ違い。 > kuu »

2006.12.20

お茶と急須。 > kuu

おっちゃんは、ある時期、陶器屋さんだったので、そのときの在庫が家にいっぱいあります。益子焼と九谷焼が主です。
売る前は作っていました。若い頃に大火傷をして、病院での退屈なリハビリから逃げる代わりに、益子の窯に3年出入りして作陶していたんだそうです。益子の作家さんとも知り合う機会が多く、今、使っている急須はそういうご縁で購入したもの。先日、急須の持ち手を割ってしまい、新しく出したばかりです。

お茶と急須

おっちゃんはこれを「たぬき」の急須と呼んでいます。
色も形も「たぬき」っぽいですね。
片手で持てる大きさで、親指で蓋を押さえながら茶を注ぐことができるのでとても使いやすいです。茶切れがよく、最後の一滴までしぼり出せます。

手前は今飲んでいる茶葉。静岡の水見色で有機栽培された、とてもいいお茶です。一番茶から五番茶くらいまで、それぞれの風味でおいしくいただけます。安いお茶だと一番茶はおいしくても、ニ番茶は濃すぎて、三番茶は薄くなりませんか。
これは今年の新茶を茶袋ごと未開封のまま冷凍保存していました。冷凍保存したパッケージを開けるときは、しばらく常温に置いてから開けましょう。冷えたまま開封すると、茶葉に霜がついて湿気てしまいます。紅茶や珈琲も同じです。

急須の中にあるのは一番茶を淹れたあとの茶葉です。
kuuは、これをそのまま食べたりしてます。口をさっぱりさせたいときなんかに。渋味と旨味を感じます。

さて、先日割ってしまった急須は、そろばんの玉に似ている形でした。『<>』←こんな風に腰が張った形の急須って、わりと見ますよね。一般に「そろばん急須」と言われています。この形は縄文時代からあるそうで、茶葉をお湯で膨らますときに、いい具合に急須の中で茶葉が回って、おいしいお茶が出るんだとか…。おっちゃんが言ってました。たぬき急須は『<>』より丸みを帯びた『( )』な形ですが、近い感じです。

|

« 乙女椿の名前の由来。 > kuu | トップページ | 携帯あってもすれ違い。 > kuu »

グルメ・クッキング(2004~2006)」カテゴリの記事

コメント

かわいい急須ですね!
『親指でおさえて』ざんざんお茶をそそぐ?お茶屋さんが
かっこよかったので、小さめの急須を買ったのを思い出しました。
真似してざんざん淹れて、たたきつけて割っちゃいましたけど(T_T)

投稿: Bake | 2006.12.20 11:52

◆Bakeさん、こんにちは。
お茶屋さんって、高~いところから上下に激しく振るアレでしょうか?
真似しちゃいましたか。(^_^.)
それでなくとも、急須って割れやすいですよね。注ぎ口や持ち手は引っかかりやすいし、形によっては安定しないというか…。割れなければ次は買わないので、割れやすいと、陶器屋さん、大助かり!だったりして…。

投稿: kuu | 2006.12.20 19:03

そうなんですよ、アレなんです。
わかっていただけてよかった~(^^)
今はフツーに大きなのでざぶざぶいれてます。
お茶農家の人ごめんなさいといういれかたです・・・。

投稿: Bake | 2006.12.21 22:08

◆Bakeさん、そう言えば、水見色のお茶農家で淹れていただいたお茶は劇的においしかったです。まず、水がすごくいい。山から茶畑用に引いている水を生活用水としても使っているそうで、すんごくぜいたくな話ですよね。だってお洗濯やお掃除にも、そのおいしい水をざぶざぶ使っちゃってるんですよ。うらやましい。
もちろん、淹れ方もあると思うんです。茶葉は多目がおいしく淹れるコツみたいです。以後、見習ってます。^^

投稿: kuu | 2006.12.21 23:33

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: お茶と急須。 > kuu:

« 乙女椿の名前の由来。 > kuu | トップページ | 携帯あってもすれ違い。 > kuu »