昨年、ふにゅさんちで見た「サツマイモとリンゴの茶巾絞り」にあこがれ、マネして作ったのが11月の終わり。 「隠れ家 : おいもの効果?」 《別窓表示》
その頃はちょうど、サツマイモのおいしい季節でした。kuuの作りたかったのは、ふにゅさんちみたいな「茶巾絞り」だったのだけど、やわらかすぎて固まらず、甘みも強すぎてジャムになったんです。
敗因はおっちゃんにあり。
まず、kuuの用意したサツマイモ(紅あづま)を勝手に全部茹でてしまった。
ちょっと前に買った紅あづまが、茹でただけでおいしく食べられたので、同じように おやつにしちゃおうと思ったんですね。茹でるのは、焼くより蒸すよりお手軽ですし。
だけど、その時はおイモの味が落ちていて、茹でたサツマイモは水っぽく、ぼやけた味。はっきり言って捨てたくなるようなものでした。やっぱり、焼き芋か蒸し芋のほうがおいしい…。
それで、茹でたサツマイモが材料になったんです。
茶巾絞りを作るのには、生のままのサツマイモを使いたかったんですけど…。
お砂糖の分量がわからなかったので、とりあえず、全体量の20%の砂糖を入れて味見をしたら、おっちゃんが、「これじゃ、全然甘くない。最低でも50%の砂糖は入れるはず。もっと多くてもいいと思う」と言い張る。
kuuは和菓子など作ったことはないので、言い張る人がいるなら逆らわずにそうしよう、という流され派。んで、50%の割合にするべく、どどっと砂糖を足しちゃいました。
このおかげで、水気のある、甘すぎな、立派なジャムの完成です(涙)。
曖昧な記憶で作り方を再現すると。
茹でたサツマイモの皮を取って適当に細かく切る。1~2cm角くらい。
リンゴ(紅玉)の皮を剥いてすりおろす。オロシリンゴにレモン果汁を混ぜる。
サツマイモとリンゴは、ほぼ同量。
ステンレス多重構造の鍋(ビタクラフト)を用意。
鍋にサツマイモとオロシリンゴを混ぜて入れ、上から20%の分量の砂糖(グラニュー糖)を入れてしばらくなじませる。この鍋の特性でお水は加えなくても焦げずに作れるだろうと判断して水は加えなかった。(これは正解)
最初は蓋をしたまま弱火にかける。10分くらいしたら、蓋を開けておイモをつぶしながら煮る。なべ底が焦げないようにかき回す。
味見。・・・おっちゃんの命令で砂糖を足す。50%の砂糖量になる。
煮続ける。水分が飛び、色が濃くなっていく。
かなりの時間煮て(30分くらい?)、不安になったので終了。
まだ、ゆるいと思ったけど…。
おっちゃん「おいしいじゃないか!」
kuu「甘すぎて、ゆるいよ」
おっちゃん「おいしいよ。かたすぎるの、よくない。甘くないアンコはおいしくない」
kuu「アンコじゃなくて、茶巾にしたかったんだよ」
おっちゃん「えっ? そうなの?」
kuu「言ったじゃん!!」
おっちゃん「おイモのアンコを作るのかと思ってたよ」
kuu「だから砂糖をいっぱい入れさせたのか…」
おっちゃん「ごめんね。だけど、これおいしい。アンコ大好き!@^0^@」
出来上がりは、かなり甘酸っぱいアンコジャムです。(紅玉を使ったので)リンゴに酸味があったのに、レモン果汁を足したため、酸味も強めになりました。おっちゃんは好きでも、kuuにとってはがっかりでイマイチ(甘すぎ)な味。
で、たくさん作ったものが冷蔵庫で眠っておりました。
甘いというのはすごいこと。
使いかけで水気があるのに、年を越しても全く痛んでいない。
冷蔵庫の整理をしていて、ふと思ったのです。
クリスマスケーキ用に購入したマスカルポーネが余っています。これを混ぜたら、イケるんじゃないかと。

サツマイモとリンゴのジャム+マスカルポーネを載せたトーストです。
シナモンパウダーを振りかけて、さらにおいしさアップです。うま~♪
これに限らず、果物系でも、甘すぎるジャムにはマスカルポーネを足すといい!っと思いました。甘さがやわらいで、クリーミーになります。
マスカルポーネの脂質はバター並みに高いので、混ぜるのは ほんの少しでいいです。これを混ぜたときはバターは不要。バター代わりの感覚で少量、使いませう。
マスカルポーネは開封したら、保存状態にもよりますが1週間くらいで使い切るのがいいそうです。悪くなると苦味が出るので、ウチでは苦味や臭みが出ないうちは自己責任で使います。表面が苦くなっても、中のほうは使えたりしますが、他人さまにはおすすめしません。
早く使い切るにのにお手軽な使い方は、少量をヨーグルトに混ぜる、というのがあります。低脂肪ヨーグルトが、おいしく高脂肪に変身します。概して低脂肪ヨーグルトのほうがお値段が安いので、ヨーグルトは安く買って、自分ちでマスカルポーネを混ぜて高級版にアップさせるというのも手です。
風茶房では低脂肪をすすめつつ、乳製品の出現頻度が高く、マスカルポーネまで出しちゃってますけど、低脂肪すぎな食生活を見直すようなきっかけがあったもので、躊躇せずにこの記事をアップしちゃいます。
この続きは、次回にでも。
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