トリインフルエンザの検査。 > kuu
前期の講義は終了しました。
あまり書きませんでしたが、楽しい内容が多かったのです。
中には、これが大学の講義か?とあきれるくらいつまらないときもありましたが、「本日はガイダンス的な講義ですので」とわざわざ前置きを言いに来てくださる先生もいました。それなら、外野が口を挟むこともないのだろうけど…。
4年半で、50人以上の先生方の講義を聴いてきました。総じて就職やテストや出席のことを頻繁に口にする先生は…。(以下、自粛)
マスコミでよく流れるような話しか出てこない講義には興味が持てませんでした。教科書を読むだけの先生や、詳しいことは指定教科書に載ってるから読めばいいと毎回言う先生も、どこか間違っていると思いました。しかも、自著ではない。
それでは、学生さんはその学問に興味を持てないだろうし、講義内容はテスト後、一瞬にして忘れ去られるのではないかと。
講義はつまらなくても、質問に行ったら熱心に教えてくださった場合もありました。壇上で喋るということは、机上や試験管の中を操作するのとは違う別のテクニックも必要なのでしょう。
しかし、何より伝わるのは、その先生の学問に対する情熱だと思います。
「俺の本当にやりたい学問は別だけど、こんな講義を受け持つことになってしまった。講義内容はこんなもんでいいよな。俺だって興味ないし」というのは、わかっちゃいます。そんな人を師として学ばなければならない学生さんはかわいそう。
今回、いちばん印象に残ったのは、『トリインフルエンザとその簡易検査について』の講義でした。教室にニワトリを持ってきて、検査の実際を見せてくださいました。人間用のインフルエンザ検査キット6社中5社のものは鳥の検査にも使えるそうです。
検査方法は、ニワトリの粘膜上皮か鼻水を検体として採取します。その検体をキットの浮遊液に入れてサンプルを調整し、ホールAとBに入れて結果を見ます。←って、これでは説明になってませんが、キットの実物と説明書を見れば、たいていできます。
おっちゃんもkuuも、インフルエンザの検査、できるようになりました。検査するのに資格は要りませんから。
ただし、生きた鳥の場合、捕まえるのが難関です。。
養鶏場でトリインフルエンザが発生すると、その養鶏場の飼養鶏は全羽、殺処分されます。これは家畜伝染病予防法で定められているからです。今の日本ではトリインフルエンザは治せるそうですが、この法律によって治すことはできません。
鳥についてはたくさん興味深い話があったので、機会があったら、また書くかも。
おっちゃん撮影、カルガモです。
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コメント
こんにちは~。
ニワトリの鼻水・・・ってことはヒトと同じように
やっぱり鼻ぐりぐりするんでしょうか。
そしたらくしゃみとか出ちゃうのかなーと関係ない方に頭が。
投稿: Bake | 2007.07.20 12:02
◆Bakeさん、こんにちは。^^
ぐりぐりはぁ~・・・しなさそうですね。(^^;
くしゃみはするそうですよ。
たいてい 1番前の席を陣取るんですけど、このときは2番目になっちゃて、ニワトリを見たとき、良かったと思いました。実はちょっと怖いニワトリさん。
むこうの方がよっぽど怖かっただろうけど。
投稿: kuu | 2007.07.20 18:49