熟柿の楽しみ。 > kuu
昨年の11月中頃に、たくさんの柿をいただきました。
硬いうちに食べ、軟らかくなったのを食べ、柿ジャムを作り、長い間、楽しみました。
我が家は50年以上前に建築家で俳人の加倉井秋をさんに設計していただいた家なのですが、凍えるように寒く、けれど凍らない場所があり、そこは貯蔵庫として大活躍なのです。
そこへ置いた柿はゆっくりと熟成し、腐ることなく、ずっとおいしく食すことができました。きょうが最後の1個でした。
次郎柿の熟柿とバニラアイスのデザート。
いつもなら熟柿は、ずぶずぶとスプーンですくって食べるのですが、最後なのでおめかししてみました。
一番下に慎重に輪切りにした熟柿を置き、横にバニラアイスを添えます。上から熟柿とバニラアイスとコアントローを混ぜたソースを掛け、てっぺんにトロトロの熟柿を載せました。
柿ジャムの作り方を検索して、このブログを見てくださった方がいらっしゃるようで、つまり柿がたくさんあって持て余したんじゃないかと思うのですけど、今頃まで保存できるということも書いておきたいと思いました。(我が家は東京です)
機密性の高い家だと、ベランダや玄関先が保存場所になるのでしょうが、段ボール箱に入れて、新聞紙や包装用の緩衝材などでひとつずつくるんで、風邪を引かさないように保存すれば大丈夫です。1個ずつ熟し方が違うので、ときどき様子を見て食べ頃を見きわめてくださいませ。
ついでに。
熟柿は「じゅくし」と読むのが一般的だと思いますが、おっちゃんは「ずくし」と言います。方言かとも思いましたが、おっちゃんが言うには、「じゃ、じゅ、じょ、のような音は聞こえが悪いので、品良く言い換えてるんだと思う。日本語にはそういう文化がある」ということらしいです。検索だと「づくし」の方が数多く引っかかりますが、おっちゃんは「ずくしだ!」と言っております。
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