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2008年3月の20件の記事

2008.03.30

猫が空を見あげるとき。 > kuu

猫が空を見あげるとき、じっと微動だにしなかったら、たいていそこには鳥がいます。
キジバトと見あげる猫

庭の赤松の枝に止まっていたのはキジバトでした。
このとき、実際にキジバトに遭遇したのは一番下にいる赤トラふう。その上のチッポとすずは、別の鳥を見ていたときの写真です。

先日から単純な風邪を引いてしまって、お花見&桜の撮影に行けないでいます。単純な、というのは、おっちゃんの飲み残した風邪薬を3回飲んだら治ったから。治ったけれども「雨だよ寒いよ」とぐずぐずしてました。
そうこうしているうちに、新しいカメラとレンズが届きましたよ!

おっちゃんが欲しかったシグマ DP1とkuuが壊したレンズの買い直し EF 50mm F1.8 II
明日行けるかな?

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2008.03.28

たったひとつの花。 > kuu

枝を落とした辛夷昨年、ケーブル線に引っかかっていたので枝を落とした庭の辛夷(こぶし)。
冬に右のような姿になりました。
花芽の確認ができなかったので、今年は咲かぬと思っていたのです。

ところが、

辛夷

たったひとつですけれど、花が咲きました。
この辺りは辛夷の木を植えているお宅が多いので、ご近所の満開の辛夷の大木に見惚れていたんですが、やっぱりウチの木に愛着があって、このひとつを美しいと思うのでした。
今年は辛夷の花の撮影はこれだけにしよう、と思いました。

こういう一期一会に恵まれるのはとても嬉しいものです。
桜が満開になりましたが、どこにでもある桜、誰でも撮りたい桜、ではない撮影をしたいと思います。毎年そうは思ってますけど、なかなか難しいです。

小学館ウイークリーブック 週刊『日本の歳時記』 《別窓表示》の第1号の特集は「桜咲く」。掲載されている写真は当然ですが素晴らしいです。誰でも撮りたい写真です。(^^;
創刊号は190円とお買い得。俳句や日本の季節に興味をお持ちなら、ずっと(全50巻)買ってもいいんじゃないかと思います。

ついでに。
前記事のタイトルは「落花。」として、杏と椿の写真を載せましたが、季語で言うところの「落花」は散る桜のことになります。他の花の落花を表現するときには、その花の名前も一緒に詠むようです。おっちゃんと知り合う前は、こんなことも知らなかったのですけれども。(^^ゞ
上記の本を読むと、そういうことにも詳しくなれます。こういうものは全巻定期購読すれば、そうとう博識になれるはずなのですが、なかなかそれができません。たいてい途中で止めちゃうでしょ。全部読んで一通りおぼえたら、おりこうさんになれるはずなんです。
がんばれ!じぶん。。。

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2008.03.26

落花。 > kuu

ガマの水槽ガマの卵を移動しました。(この記事は「ガマの産卵。」 《別窓表示》の続きになります)

庭の縁石をひとつ掘り起こし、その場所をツルハシで掘って、100リットル容量のストッカーを埋め込んだんです。水溜の卵塊を泥水ごとすくって全部移動。猫がいたずらしないように金網を置いて、割れたブロックを重石に。
言いだしっぺのおっちゃんがやってくれました。簡易水槽の完成です。^^

卵の黒い粒は、若干大きく育っていました。
卵が孵って、おたまじゃくしの間はこれで大丈夫かと思います。チビガマになる頃には陸の部分も作って、もうひと工夫しなくては。

ちょうど杏の花が散っていまして、周りの土や水槽の中に落ちます。
金網の錆びや割れたブロックが藪庭にマッチして、昔からあるような雰囲気ですね。

落花つながりで庭の椿です。

椿、落花

今年は5種類の椿が咲きました。去年と同じ品種です。
チャドクガにやられてほぼ全ての葉を落とした乙女椿は、その木にはひとつも咲きませんでしたが、片隅に実生の乙女椿が育ってまして、そちらにふたつ、可憐な花を咲かせてくれました。

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2008.03.24

PIE フォトイメージングエキスポ 2008、kaze777の写真。 > kuu

PIE フォトイメージングエキスポ 2008で撮った、おっちゃんの写真です。きれいなおねーさん以外の写真もたくさんありましたが、おねーさんだけでまとめました。
PIE 2008、kaze777の撮ったきれいなおねーさん、セレクト8 です。小さな写真にマウスを重ねると大きな写真が切り換わります。写真の肖像権は本人及び所属事務所にあります。 著作権はkaze777に帰属します。 無断転載、二次使用、直リンはかたくお断りします。

PIE 2008

kuuはおねーさんの写真ばかり撮ってましたが、おっちゃんは1日目はメーカーの人とお話ししてた時間がほとんどでした。こちらの記事 《別窓表示》に書いたように、PENTAX K20Dシグマ DP1を購入検討しており、実際に触って、疑問点などをメーカーの人に聞きたかったそうなんです。

で、結論!
DP1は購入するそうです。
K20Dは見送るそうです。(^^;)
おっちゃんがペンタのデジイチを買ったら、キヤノンのレンズが全部kuuにまわってくるな、というもくろみは残念ながら…。(-_-;)

おっちゃん、プレスのカードをぶら下げていたので、キヤノンとペンタとシグマで同じ質問をされました。
「どうしてカメラは 10Dでそのレンズ(EF 70-200mm F4 L IS USM)なんですか?」と。

質問の意図は、「報道の人なのに、なぜ旧型のカメラを使い続けているのか。こういう場所なら、望遠系より広角系のズームを付けてくるのが標準だと思うのだが、なぜ望遠なのか。それも三脚なしで撮っている。IS(手ぶれ防止機能)も切って使ってない。ぶれないのか? 撮れるのか?」

おっちゃんはぶれないのです。100%とは言いませんが。
特別に暗くなければ、手持ちでシャッタースピード1/4秒までなら割と大丈夫。1/2秒だって数打ちゃ奇跡的に撮れる。だから明るい場所なら、電池を喰ってピントが合うまで時間のかかるISは邪魔になるから切るのです。
えと、おっちゃんの弟子のkuuでさえ、このレンズ程度の重さなら、手持ちでIS切って撮りますよ。(カエルや猫や植物の写真のときは、100%手持ちでたいていIS切ってます)ただし、kuuは1/15秒が限界で、数はたんまり打ちます。

おっちゃんが 10Dを使い続けている理由は、『例えると、同じ料理に胡椒振ってスパイス変えたくらいの味付け違いで買い換える必要がないから』
レンズは、EF 70-200mm F4の色のりとボケ具合が気に入っているんだそうです。

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2008.03.23

PIE フォトイメージングエキスポ 2008で撮った写真。 > kuu

21、22日の2日間、PIE フォトイメージングエキスポ 2008へ行ってきました。21日はkaze&kuuふたりで行って、面白かったので翌日はお友達を誘って3人で。

kuuはきれいなおねーさんを撮るのに夢中になりました。ほとんど、そればっかりでした。。一番いい写真は右サイドバーに小さく載せた写真だと思いますが、バイクが主役のような写真になっています。

PIE 2008、kuuの撮ったきれいなおねーさん、セレクト8 です。小さな写真にマウスを重ねると大きな写真が切り換わります。写真の肖像権は本人及び所属事務所にあります。 著作権はkuuに帰属します。 無断転載、二次使用、直リンはかたくお断りします。

PIE 2008

おっちゃんに言わせると女性目線の写真だそうで、男性が撮るのとは違った味が出ているそうです。
こういうのは見るだけだと「きれいな女の人の写真」で終わってしまいますが、実際の会場を見ていれば照明の具合なども把握していますから、他の人の撮った写真と比較することによって、すごく勉強になると思います。
あんな照明しかなかったのにこんな風に撮れたのか、ですとか、よくそのポジションを確保できたな、ですとか。←明日アップするおっちゃんの写真が実例になると思います(笑)。お楽しみに!

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2008.03.20

PIE フォトイメージングエキスポ 2008。 > kuu

東京ビッグサイトで、3月19日(水)~3月22日(土)まで開催されている「PIE フォトイメージングエキスポ 2008」 《別窓表示》、本日行きたいと思っていたのですが、車の調子が悪くて修理に出したため、雨の中、それでも電車で行くという根性がなくパスしてしまいました。。
きょうだと、レディースデイだとかで女性限定撮影会「外国人モデル(ペア)編」「花接写編」のイベントがあったし、犬猫写真家・新美敬子さんの「猫も犬もよろこぶデジタル写真の撮り方」を聴きたいと思っていたんですけれども。

ブログを書いている写真家さんが大勢参加なさっていて、イベント前の告知から楽しそうで、主催者側の熱い気持ちが伝わってきました。
kuuの巡回先だと、新美敬子さん 《別窓表示》moonisupさん 《別窓表示》相原正明さん 《別窓表示》土屋勝義さん 《別窓表示》佐藤仁重さん 《別窓表示》が参加されていて、イベントの様子をブログにアップなさってます。

面白そうなセミナーがたくさん開催されています。事前申し込みの必要ない無料のものもありますので、ご興味あればぜひ! 行かれる前に、サイトでスケジュール確認はした方がいいと思います。

先日、おっちゃんの書いた『五円玉』の修行 《別窓表示》など、もちろんkuuはするわけもなく、、、あれは旧時代のプロカメラマンを目指す方々の鍛錬法だそうで、もはや伝説の域になったようなので、ここに記録しておきたいということらしいです。
もっとラフに写真を楽しみたいというのが大方でしょうが、レベルアップを目指して今回のようなイベントに参加するのも、写真好きならまた楽し♪と思います。

かたくり

写真はきょうのかたくり。
雨の日と夜は、かたくりは開花しません。
咲き始めて6日目なので、たとえ晴れたとしても、最初の頃のように勢いよく花弁が跳ね上がる形には咲きません。
長い花弁を毎日、開いたり、閉じたり。日によって咲く形が違い、日当たりの加減で薄い花色の見え方も違います。
とても風情のある花だと思います。

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2008.03.18

ガマの産卵。 > kuu

前記事の続きです。
きのうのお昼、オスのガマに抱きつかれたメスが産卵しているのを見てしまいました。数時間の観察記録をまとめました。自分で言うのもなんですが力作です。ぜいぜい…。写真サイズが大きいのでけっこうリアルな感じです。なるべくカエルさんが愛らしく見える写真を選んでおります。
「アズマヒキガエルの産卵」 《別窓表示》

観察は良しとして、実際問題、産卵場所がいつも使っている外水道の水溜なので困りました。
水が落ちないようにして、蛇口はポトンと水滴が落ちるくらいに開けっぱなしで猫の水呑場としても使っているんです。
我が家の池は埋めたし、ご近所の庭池もなくなったし、ここしか場所がなかったんだろうと思いますけど…。おびただしい量の卵を見て、庭がガマガエルだらけになる幻想にうなされました。
ガマガエルが無事に大人になる率ってすっごく低いらしいのですが、それにしても、おたまじゃくしはいっぱい孵るだろうし、小さなカエルが庭で果てる姿というのも見たくありません。踏みたくない。。

おっちゃんとは温度差がありまして、報告すると嬉しそうなんです。
なんせ50年くらい前から庭にガマはいたそうで、悪ガキだった頃の懐かしい思い出話などを語りだしました。
勉強せいと言われてイヤでイヤで逃げ出して、タオルケット持ち出し、庭池の脇でカエルさんの声を聞きながら眠った話。
野川公園が在日米軍の食糧生産牧場だった頃、牛や豚、鶏と一緒に食用ガエルも繁殖されていて、それを捕ってきてポケットに入れて学校へ持っていった話。
「カエルは友達だったんだよ。いろんなおたまじゃくしを何回も孵したなあ」

・・・・・というわけで、近所の小学校とか、もらってくれそうなところを探して全部譲っちゃえ!というkuu案は却下され、ぜ~~んぶ!ウチで孵すんだそうです。。近日、大きな水槽を用意するらしく。。池を埋めた意味がなかった感。▄█▀█● ガマ屋敷になりそう。

とりあえず、ガマと卵と猫の安全のため、金網を置きました。
猫のふうがガマの頭をチョイチョイするんです(涙)。

アズマヒキガエルのオス

本日のアズマヒキガエル、オス。
猫用の水は台所から運びます。

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2008.03.17

猫とカエル。 > kuu

ある日のこと、庭のガマガエルはお散歩中。
猫は「動くものが好き♪」

ガマガエル"逃げろ!
逃げろ!
猫が来た!

(下の写真は JavaScript ONの場合に動作します。上から順にカーソルを重ねてください。画像が切り換わります)

猫とカエル追いつめられたカエル
追いつめた猫
「いるかな?」
「み~つけた♪」
「左手でチョイチョイ」
「あれ?」
「右手でチョイチョイ」
「あれれ?」
「呼んだ?」
「ごはんかな?」

カエルさん、よかったね。
というか、ガマガエル(ヒキガエル)は危険を感じると目のうしろにあるイボから毒を出すそうで、猫がガマを直接舐めたり、さわった手を舐めたりしそうでハラハラなんです。
おっちゃんは、何十年もずっと猫もガマもいたんだからと言うけれど…。この猫(ふう)は、、、どんくさいところがあって、カエルに負けない野性があるかどうか、心配でたまらんkuuなのです。

その後のふう。お昼寝中。

お昼寝ふう"

夢に出てきたカエルにうなされてそうな寝顔に見えます。(^^;;

これは一昨日の顛末で、ここで終わりのはずだったのですが、本日もっとすごい展開になってしまいました。明日に続く予定…。

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2008.03.16

春が来た!春が来た! > kuu

きょうの「春が来た!」は杏です。

杏

右に写っているのはこの杏の幹です。
2本あるうちの小さな木の花が先に開花しました。
葉っぱと花が同時に開く、花柄が長い品種の杏です。
もう1本のよくある杏の花は、たぶん明日咲きます。^^

杏の写真を撮るために、きょうは望遠レンズ(EF 70-200mm F4 L IS USM)を付けました。かたくりの花も撮ってみました。

かたくり

「きのうのより全然いいから載せなさい」とおっちゃん。。
撮影時間が早くて明るかったおかげもあると思います。花の色が光の影響できのうよりだいぶ赤っぽく写りました。
それに2日目で、ようやく雄しべがたくさん花粉を出すようになって、かたくりらしい花の様子になっています。

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2008.03.15

春が来た! > kuu

雨の翌日の晴天。
こういう日に一気に来ますね。春の便り。

かたくりの花が咲きました。

かたくりの花

写真を撮っていると、縁の下からガサゴソ物音が聞こえて、その物体が移動していくのがわかりました。
子猫かしら?
ワクワクして音を追っていったら、出てきたのはガマ(ヒキガエル)でした。
今年になって初めて見ました。
庭の池を潰したので、我が家の庭主のガマが無事かどうかは気にしてたんです。

猫は動くものが気になるようで…。
経験豊富な母猫は遠巻きに見て、ガマのいたところのにおいを嗅いでおしまいだったのですが、まだ1才にもなっていない雄猫(ふう)は果敢にもあとを追いかけました。
そのことは、また後日に。

猫の方が気になって、一度、ガマの姿は見失ったんです。
ふと気付くと、猫の餌待ちの定場所に居座っていたガマ。

ガマ(ヒキガエル)

頭からお尻までが12cmくらいの大物! 全く鳴きません。人間でいうところの寝起きの感じです。
ガマガエル、ブログには3度目の登場。
同じ個体かどうかは判別できません。。

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2008.03.14

シャッターチャンスを決めるための修行方法。別名『五円玉』 > kaze777

以前、「撮影方法(手ぶれ防止について)」 《別窓表示》をアップした折に、次は「シャッターチャンス」を書きたいと言ったような覚えが。。。閏年でもあるし、まとめてみました。
「写真は被写体のあるがままを捉え。生命の瞬間を写し撮る。」by kaze777

私が眉目秀麗な青年であり、ベトナム戦争が終焉の兆しを見せていた頃、写真に興味を持ったのです。
バイクは14才の春に目覚め、最初は屑屋で分けてもらった山口オートペット、2台目はC110本田スポーツカブ、3台目がCL72。
やり始めると徹底的に熱中する性癖があり、16、7の頃には駐留軍の米兵たちとつるんで走り回ってました。
そんなもんで高校は4年いったけど。あんまし通った記憶がない。気が向いて顔だすと教員が困るので遠慮しました。
ベースのヤンキーのバイク乗りも写真好きが結構いました。立川も横田も空軍のベースです。空軍将校達はメカ大好きが多くて、本格的なフォトクラブがありました。
偶然・・・環境が良かったんです。バイクもですがカメラも前線に赴任になると愛機をくれるんです。泥沼のベトナムの地獄に行くんだし、形見分けみたいなもんなんだ。
ノートンコマンドに跨って、ローライシックスやらハッセルでパチリパチリやってました。

やってみたら奥が深くて見えない。。。それでバイク仲間のプロカメラマン達に手ほどきを受けました。彼らは面白がって付き合ってくれました。
あの頃は3時間くらいしか寝てなかった。
おかげさまで撮影の基礎をしっかり体で覚えさせていただきました。

前置きは終わりにして本題に入ります。

大白鳥が水面から飛び立ち、水滴が足元よりツツツーと垂れ、大きく羽ばたいた翼から風の色や匂いを感じた瞬間。
ピッチャーが豪球を投げる。変化球の指使いから球が離れ、歯をくいしばりバッターボックスを睨みつけた眼、日焼けした顔。
バッターがホームランを打つ。バットに餅のように硬球がひしゃげてへばりつき、バットを振りきり打った球が宙を飛び、バッターの目が行き先を追う。
向かってくる列車の運転手の真剣な眼や口もと。運転台での息抜きに菓子パンをほお張る。
街角で突風に煽られたスカート、飛んでいくカツラ。

カメラマンの眼は見てはいるのです。でも撮れなかった「ジャストミート」は例をあげればきりがありません。悔しくて悔しくて夢に見ます。
いつか撮ってやろうと思うはずです。だけど思っているだけではいつまで待ってもチャンスはものにできません。修行するしかないのです。
霊山に篭って死に装束で凍るような冷たい滝に打たれ、燃え盛る焚き火に身を投じ法螺貝を吹き鳴らす必要はありません。
ヒマをみつけて部屋で10分間ほど集中すればいいのです。

フィルム時代にはモータードライブなんてのもありました。100フィートのフィルムがあれよあれと無くなる。新聞社のスポーツ関係が主に使ってました。
今でも芸能人や政治家のナントカなどをTVで観ているとモードラの音が聞こえてくることがあります。「ジャーーー」やかましいやつです。
デジイチの時代になって秒/3コマとか秒/5コマとか、最近では秒/60コマ。連射機能が付いています。
こういうのは「イチカバチカ」の運でございまして・・・。ついていれば撮れることもあります。だけど人生で何度も来ない「幸運」を写真で使い果たしてしまうのも問題です。運や機材にまかせていては写真は上手くなりません。

ジイ~~~と構えて、千載一遇や一期一会を一発で決めればいいのです。
決まれば、そりゃ~気持ちがいいです。世の中が薔薇色になります。買うか買わざるか悩んでいた高価なレンズを買ってしまったりします。

こういう説明は本来、図を用いてすべきだと思いますが本説では行いません。文章をよく読み、頭の中で想像していただきたい。
少なくとも3遍は読み返さないとわからない。極意書なんてのは、そういうものであろうかと思います。

◆用意するもの
凧糸 5円玉 ロウソク 三脚 カメラ

◆修行方法
椅子に座って三脚を前に置きます。
カメラより1メートルほどの距離に天井から5円玉をぶら下げます。
5円玉から60センチほどの場所に灯したロウソクを置きます。
ファインダーを覗いて5円玉の穴越しにロウソクの炎が見えるように机に本を積むなりして高さを調整します。
糸のよじれが止まったら、なにかで突っついて5円玉を左右に揺らします。前後は上級コースです。

まだよまだだよ。まだカメラには触らない。両目でよ~~~く観ます。
左右に揺らした5円玉はクルクル回りながら振れます。
よ~~~く観察してください。5円玉の穴がこっちを向いたときに炎を撮るのです。
目で見えます。その瞬間が。
振りが収まったら、またツンツン…ブラブラを繰り返します。

よ~~~く観て、穴の向こうに揺れる炎が見えるようになってから、カメラを構えてください。
ファインダーを覗いたら、きっと感じるでしょう。「これは飛んでもない修練なのだ」と。だから修業ではなく修行なのです。

やり始めの頃はメモリーカードはいりません。10分やって3枚は撮れたかなあ?と感じられるようになってからで良いでしょう。

シャッターは右手の人差し指の腹で、やさしく押します。
爪を立てたり、叩いてはいけません。ゆっくりゆっく~り押してみてください。
よく言われる言葉ですが「ゆで卵を握るが如く」ハードボイルドじゃないですよお。半熟の卵。手全体で半熟の卵を握るようにシャッターを切るのです。
半押しでAFが効いてピントが決まったら、シャッターが切れるところをちゃんと確認してください。何回も何回もシャッターを押してみて、どこで切れるのか指に覚えさせてください。
プロカメラマンはヒマがあればカシャカシャやってます。あのカシャカシャはこれです。
手持ち縦位置で撮るときに親指でシャッターボタンを押す人を見かけます。親指は重いものを持ったり、力をかけたりする指で、ほかの指よりも太く短くできています。細かい操作をするのには向いていません。
しっかりした三脚にカメラを固定していても左手でカメラを保持するようにしましょう。カメラは両手で扱う道具です。
よく三脚の足を握り締めているのを見かけます。あれは三脚を揺すっているだけ。逆効果になります。気を付けてください。

半押しのままファインダーを覗いて穴の向こうに炎が見えるのを待つ。見えてからじゃあ撮れません。ちょいと前に押さねば撮れません。
眼で見て、脳に伝わり、脳が判断してから指に動けと命令を出す。命令を受けた指が動く。鍛錬するほど早くなります。
5円玉の動きを予測して、ちょいと前に押してタイミングを合わす。。。こちらは予知能力の鍛錬です。せいぜい1/10秒か100/1秒ほどでしょうが予知には違いない。
これやるとクルマに乗っていてもブレーキ踏むのが早くなります。駅前なんぞ気をつけてないとバスに追突されそうになったりします。
峠道は早めにハンドルを切るようになるので同乗者が酔ったりします。
おんもで婦人誌のモデルさんを撮るプロは、ピラピラのズボン穿いたり、半ズボンに裸足とか各自工夫して体全体で風を捉えます。
フワーーっと風が吹いてきて髪が揺れてからでは撮れないからです。揺れる前にシャッターを切らねば写せんのです。

ついでに一言。いい機会ですので覚えておいてください。
ファインダーは利き目で覗きます。手を伸ばし人差し指を立て両目で見つめます。そのまま目の前まで引いて。ウインクをします。
両目で見た時と同じようにみえるほうが利き目です。右利きはたいがい右目なんですが、たま~に違うこともあるので確かめてください。
ほいで、とっても大事な事があるんです。もう片っぽの目。たいがい覗くとつぶっちゃうものなのです。
写真を撮るときは絶対に!両目をしっかり開けて!しっかりと見てください。これも修練です。
片目を閉じると情報は半減します。遠近感も無くなります。したがって危険がいっぱいになります。
かつて目の前で清水の舞台から落ちた人もいました。猿沢の池に落ちた知人もおります。
二月堂のお水取りは何回か撮りにいきましたが、毎回3回ほど、カメラマンが滑ったり転んだりで救急車がやってきます。舞台の手前に急な階段がありまして、その裏に山の水を落とす石でできた溝があるのです。階段からだと腰くらいの高さなんですが、中の深さは1メートルはある。
中はヌルヌルスベスベ幅は60センチくらいかな。明るいうちからウロウロしてたりしてれば知ってるんですが、暗くなってから来た人が溝のへりに乗るんです。
漆黒の闇ですし片目閉じてファインダー覗けば、そらあ落ちますわな。何人も乗ってますので上のほうで滑ればアチャー。運悪く下敷きになればピーポォピーポォ。

ファインダーを覗くと、おまけに口も開いてしもおたり。ため息つきつつ、ハァーハァーは誤解の元になりまする。。。
ちゃんと口元をキリリと閉じて、鼻で静かに息をするようにしましょう。
シャッターを切るときに息を止める癖のあるかたは、これを機会にやめてください。息苦しくなってブレル元になるだけです。
息を止めても心臓は動いているのです。静かに息を鼻でしながら集中できるようにしましょう。

●高価なカメラを用意する必要はありません。安い中古で充分です。

私が修行したのは30年ほど前の話です。ペンタックスのSPFの中古を2台つぶし、横走りのゴム引き布シャッターを5回交換しました。
数えてはないけど5万シャッターくらいは切ったのかな。からシャッターのみで、フィルムは使いませんでした。
一眼レフはシャッターが作動してる間はミラーが跳ね上がるのでファインダーは真っ暗になります。
修練を続けていくうちに撮れたか撮れなかったが感覚でわかるようになります。
たいがい撮れません。初めのうちは、たま~に撮れたかな?程度のものです。

●レンズは最も安価な50mmあたりの単焦点。被写界深度も明るさもありますので修練には最適です。

●三脚はしっかりしたものをお勧めします。持って歩くわけではないので重くてかまいません。
熱中すると体重をかけてしまったりしますのでガタガタになります。高価なカーボンファイバー製などは軽すぎるのでおすすめしません。

●ローソクはスーパーやコンビニで買えます。15分ほど燃えてくればいいのです。
ファインダーを覗いて全神経を集中なんて、せいぜい5分か10分です。
よくカメラマンが集まる撮影場所で30分以上も構えている人を見かけますが、無駄な努力です。
旨い珈琲でも楽んで神経を休ませて、やり直したほうが良い結果が生まれるでしょう。

●凧糸は5円玉を天井から吊るのに使います。焼き豚こさえる時に使うくらいので充分です。

★初級コースはこんなものです。できうるならば毎日続けてください。日に一回でいいのです。
やりはじめの頃は何時間もやりがちですが、眼が変になるだけです。眼を疲れさせてはいけません。
疲れを貯めると、穴の向こうに…亡くなったかたの笑顔が見えたり、猫にしか見えない世界が見えてきたりしかねません。
そんなことになってしまうと大変ですので。10分やったら30分か1時間ほど、美味しい珈琲を楽しみながら、よ~く休んで緊張をほぐしてからトライしてください。

半年も修行しますと、カメラを構えてファインダーを覗いた瞬間にカメラマンのスイッチが入るようになります。
上手になったぶん余裕ができ、構図や色配分に配慮できるようになるはずです。
10分間で5枚は楽々撮れるようになったら、中級コースに進みましょう。続編はそのうち書きます。

おまけ。
家族のあるかたは「写真術の修行」をすることを丁寧に話してください。
ドアをいきなり開けたら・・・お父さんがロウソク点けて、真っ赤な顔して変なことしてた。おかしな宗教に嵌ったらしい。。。とか。
前から変だと思ってたけど。こんなこと始めるせがれに育ってしも~た。。。とか誤解を受けます。

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2008.03.13

ハコベ。 > kuu

春の雑草のハコベ。
どこにでもありますね。
我が家の庭にもあります。
我が家のは、コハコベとミドリハコベかな?

ハコベ クリックで拡大 (再クリックで閉)

可愛らしい葯の色に魅せられています。ハコベの葯の色は変化します。花粉を出していない間は赤みを帯び、花粉が出ると黄色っぽくなるのです。
これに気付いたのは去年でした。
高遠に桜の写真を撮りに行って、近くの空き地でおっちゃんが見つけたんです。ハコベの葯の色なんて、それまで気にしたことがなかったので、きれいな赤色の雄しべだな、なんて思いながらネットで調べてわかりました。
こちらのサイトが詳しいです。
「身近に咲く花」 《別窓表示》の冬の中のハコベの仲間 《別窓表示》のページの下方に書いてあります。

それで今年は、庭にハコベが咲くのを楽しみに待っていました。
赤色の葯が見えるのは咲き始めた日で、よっぽど運がいいと翌日も1~2本赤色が残ってるくらいと思いました。開き始めた花の中をのぞいて、赤いのが見えるとワクワクします。赤いのが付いてない花もあるんですよ。

小さな花ですので、タム90に中間リングを付けて撮影しました。

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2008.03.11

和食に傾く。 > kuu

おっちゃんの得意料理と言えば、天ぷらなどの揚げ物、焼きそばや肉野菜炒めなどの炒め物、ローストビーフや煮豚や東坡肉などの肉の大げさな料理です。さすがに中華の厨房でアルバイトしただけのことはあり、どれもとてもおいしいんです。
kuuの得意料理は実はパスタだったり。それもバターたっぷり使って。。パンも昔はさんざん作りました。こちらもバターたっぷり入れて焼きあげ、そのうえバターを付けて食べるのが大好きでした。
チーズはふたりとも大好きぃ~。

ですが、2月の終わりに「食生活を見直したい。」 《別窓表示》の記事を書いてから、さすがに肉、乳製品、油脂は控えめにしております。

わりと健康的な感じの食事になってた時期もあるんですけど、おっちゃんが痩せて、kuuの術後5年を過ぎた頃から、つい、おいしいものに流されました。その食い意地っぷりはブログの過去記事を見れば書いてあります(涙)。

食品科学のある先生がおっしゃったことですが、「乳がん、大腸がんにとっての三大悪は、動物性脂肪の摂り過ぎ、肥満、便秘」だそうです。kuuはふたつ当てはまります。

若いうちは免疫力が高いので、お酒を飲んでも二日酔いはしないし、徹夜しても、まあ平気だったり。風邪をこじらせても、そんなにタイヘンなことにはなりません。極端な話、インスタント食品漬けの食事でも元気でいられます。
けれど、それは40歳くらいまでのことらしい。(平均的に言うと)
子孫を残せる機能が強い頃だからこそ、自然治癒力(免疫力)があるんだそうです。守られることが必要なんでしょうね。悲しいですが、老体になると免疫力は無くなっていくんです。
中年以降の健康は食生活に左右されます。
年を取ったら欧米化した食事より和食です。(ただし和食は塩分多めになりやすいので、病歴や体質によっては摂り過ぎに注意しましょう)

最近よく食べるのは、魚のあらです。
あら目当てに早い時間にスーパーに行って買います。スーパーのあらはおいしいところがたんまり付いて超お買い得です。ブリがあったら、あら汁がいいですね~。
マグロのあらのときは、中おちが全部残っていて、ふたりで2食分の中おち丼が食べられました。仲間内への裏サービスなんではないかと、ちょっと疑っています。150円ですからね。

野菜は近所の農園で旬の採れたて野菜を買うのが基本。今だと人参、ブロッコリー、小松菜がおいしいです。足りないものを八百屋やスーパーで買います。
先日までは立派な葉付きの大根が農園で買えたのですけど、もう終わってしまいました。八百屋やスーパーの大根は葉付きであっても、葉っぱは少ししか付いていないのです。。

それで困ったのが、白椿さんが教えてくださった菜飯のタネ。
「黒髪に簪: 菜めしは、大根の葉?」 《別窓表示》
冬の間に何回も作りました。我が家のレシピはこちら。「甘辛の菜飯は小料理屋の味。」 《別窓表示》

大根の葉が少なくて油揚げを1枚使うと、味が濃くなってしまうのです。油揚げ半分では作りおきの常備菜には頼りない量ですし。そこで戻した切り干し大根を小さく切って、ひと握り足して煮てみました。

菜飯
大根葉、油揚げ、切り干し大根を甘辛く煮た菜飯のタネ。

旨みアップ!で大正解でした。
大根に歯ごたえがあって食感も楽しめます。干した大根の甘さのおかげで、砂糖をだいぶ減らせました。
今回使った切り干し大根は、近所の農園で買ったものです。両手いっぱいで100円でした。寒さに加えて強風の日が続いて、今冬の農作業はご苦労されたようです。寒さで凍ったり、強風で泥をかぶり、大根や蕪は割れてしまったそうで、そういう通常では売り物にならない大根を干したんですね。
近所の農園、応援したいと思っています。

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2008.03.10

かたくりの芽ばえ。 > kuu

庭にひとつだけ咲く、かたくりの花。
2005年に発見して以来毎年観察していますが、花が咲いてから、もしくは咲きそうにならないと気が付かなかったんです。今年は気にして出てきそうな場所を見ていました。
気付いたのは7日です。(小さな写真にマウスを重ねると大きな写真が切り換わります)

かたくり 7日
8日
9日
10日

あっという間に大きくなりました。^^
昨年の場所が猫の通り道になっていて、少し心配していたんです。今年は、うまい具合にガラス板が立てかけてある間近に芽ばえました。ここなら猫に踏まれることはなかったのだと思います。
芽ばえを見たのは初めてなので、7日の状態では、「かたくり?だよね?」くらいで、8日になって確信しました。

さて、我が家の庭の植物については、義父母のご縁の方からリクエストをいただいたことがありまして、見やすいようにとカテゴリーを分けて掲載しています。
ココログのシステムだとカテゴリ表示は1ページにまとめられてしまい、記事数が増えると重くなるため、先日、2004年~2007年の記事と 2008年~の記事を分けました。
「庭の植物たち(04~07)」 《別窓表示》
「庭の植物たち(08~)」 《別窓表示》

ついでにおしらせ、例年の作業です。2007年の掲載写真のうち、小さくしても構わないと思うもののサイズを小さくしました。
おっちゃんの癌病棟 《別窓表示》の記事を待っている間に作業したんです。あのとき、催促したのが悪かったかなと思って、今回はお尻を叩いてないんですけど、続編がなかなか出てきませんね。
そろそろ・・・・・いいでしょうか~?!

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2008.03.07

乳房を失うのはたいしたことじゃない。 > kuu

講談社の女性誌 GLAMOROUS(グラマラス)が「乳がん撲滅チャリティ」として、蜷川実花さんが撮った10人の女優・タレントのヌードが掲載された冊子付録を付け、いつもより100円価格を上げて発売した。乳がん仲間から情報を聞いて、きょうが発売日だったので本屋で買ってきた。

GLAMOROUSは20代後半の女性向けファッション&ビューティ誌だということなのだが、『あなたの持っている美しい乳房を失いたくなければ、きちんと乳がん検診を受けましょう』と言いたいのだろうな。
「美しい人の美しい乳房を見せつけることは、すでに乳房をなくしてしまった乳がん患者の感情を傷付ける」というようなことを言ってる人がいるらしい。
ばからしい。
少なくとも、わたしは全く傷付かない。
同調してくれる乳房を失った乳がん患者はたくさんいると思う。

女性が多勢集まった場所で、胸の大きい小さいが、たわいもない冗談として話題に上ることはめずらしくない。ほとんどは巨乳を自慢したいか、貧乳を卑下して笑いを取りたいか、なのだが。
乳房を取ってから、何度もこういう場面に遭遇した。職場で。わたしが乳がんで左乳房を全摘したことは、知ってる人は知ってたけれど、新しく来た人など知らない人もいた。そういう人が胸の話を始めると、敏感な人はわたしを気遣って困ってしまったように見えた。そして、わたしが困った。大笑いしていたのはわたしだったから。

温泉で左胸のあたりに腕を置いて自然に隠すようにはしたけれど、他人の美乳をうらやんだことはない。乳房のある人へ、ねたみの気持ちを持ったことがない。
日常、写真を撮られるような公式の場でなければダミー乳房も付けていかないので、注意深く見れば、片胸だけへこんでいることがわかるはず。元々大きくないので(笑)、注意深くなければわからないだろうというのが、悲しくもあり、嬉しくもあり。けれど太ってないので、身体にあったバランスのよい美しい胸だと自分で思っている。ただし、片胸だ。

乳がんの手術で大部屋に入院したとき、年上の人は年下の人に、みんなやさしかった。わたしも年下の人の(乳がんに限らず)がんは、とてもお気の毒に思って、善良なる同情の気持ちで接した。同情というのは言葉が悪いかもしれないが、他人の病気に対して素人ができることは同情しかないと思う。だけど、それは愛だ。

若い人よ。
がんになどならないでほしい。
なったとしたら、早く発見して、早期治療をしてほしい。
民間療法や代替療法に騙されないでほしい。
正しい治療を受けることなく、苦しんだり、死んでいったりしないでほしい。
命を考えたら、身体の一部を失ったとしても、それが最善の方法なら、それでいいではないか。
乳房を失ったことなど、たいしたことではない。

GLAMOROUSに載っていたのは詐欺のようなヌードだった。
誰一人として乳首を見せていない。胸の大きささえわからない写真もある。
根性なし!!
おっちゃんが言うには、肌をきれいに見せるためにレタッチバリバリ。
あの蜷川実花さんの写真に魅力を感じたか? それもない。
だけど、乳がん撲滅に役に立つのなら、ここで商売の邪魔をしてはいけないな。

検診のこと。
がん検診は良き検診施設で検査するべき。
へたな民間病院で検査すると正しく検査されない可能性も増えるし、そこの病院、もしくは系列の病院でしか治療を受けられなくなる。良い医者に診てもらう(手術してもらう)のに紹介状がいるシステムが変わることはないと思うので検診場所から考えよう。

わたしの場合。
がん検診専門機関で検査を受けた。設備が整っていたので、行ったその日にがん診断までしてくれた。視触診、超音波検査、マンモグラフィー、細胞診を1日でやった。紹介先も「どこへでも紹介できる」と言われた。
当時は御茶ノ水にあった東京都がん検診センター、統合されて現在は府中市武蔵台の東京都多摩がん検診センターになる。

馬

もし未読でしたら、こちらの記事もお読みください。「がんのこと。」 《別窓表示》

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2008.03.05

達磨。 > kuu

深大寺は天台宗のお寺です。
だるま市へ行って縁日も楽しみますが、お寺で行われるご祈祷は興味深いです。
お坊様たちが護摩を焚いて太鼓を鳴らして読経。白衣の僧が印を結び、真言を口に唱えて結界を張り、手に持った数珠をそろばんのような大きな音で鳴らします。賑やかしい宗教です。
私たちは結界の外にいたので、このあたりまでしか見学していないのですけど、毎年行くなら、いつか参加してもいいかも。祈祷申し込み所があったので、信者じゃなくても受け入れてくれると思います。

無宗教でもご利益をいただけるのがだるまさん。
今年は小さなだるまをふたつ買いました。
実は、、、、猫におもちゃとして買ったつもりだったんです。
おっちゃんに言うと、水を含むと色落ちするので猫のおもちゃには無理!とのこと。
加湿器で湿気を充満させていたお宅で、赤だるまを本棚の上方に置いて、本が甚大な被害にあったお知り合いがいるそうです。

そこで、本来の使い方。
kuuが先に赤だるまに大きな目を入れたら、おっちゃん、対抗するかのように小さな目を入れました。

だるま

今年のだるま市のアルバムは、だるまだらけになりました。
「深大寺だるま市 2008年」 《別窓表示》
10枚のうち、7枚はおっちゃんの写真です。右サイドバーの、にゃんこだるまはおっちゃんの写真をトリミングしました。

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2008.03.04

深大寺だるま市 2008。 > kuu

毎年行っている深大寺だるま市
今年は急な用件が入り、お練り行列も見ることができませんでしたが、本日の16時頃から約2時間、楽しんできました。

昨年の心残りは飴細工を買えなかったことなんです。子供が順番待ちしている状態でしたので、大人として涙を呑んで遠慮しました。だけど残念なことに、今回、飴細工屋さんはお休みだったんです。探しても見当たらないので、おっちゃんが聞いてくれました。
深大寺だるま市は境内や参道から沿道にまたがって、たくさんの露店が出ますが、まとめ役のお店の場所を、おっちゃんはすぐに見つけます。一番いい場所でラクな商品を売ってる人が幹部なんだそうです。実際、話しかけるとドンピシャで、すぐに事情を教えてくださいました。
飴細工屋さんは今年だけお休みだそうで、来年は出るそうです。^^

今年はどうしても行きたかった理由があって、昨年、写真を撮らせていただいたお囃子の子供たちに大きなサイズでプリントした写真を届けたかったんです。持って行った写真に写っていた観客の女の子はお囃子の方のお孫さんで、たいへん喜んでくださいました。持っていってよかったあ。^^

今回はあまり写真は撮りませんでした。もう暗くなってましたし、写心を動かされる被写体がない、とおっちゃんが言い、おっちゃんが撮らないとkuuも撮る気が失せるのです。←自主性なし。。
そんな中から本日の1枚は「だるま」です。

だるま

あとの写真は近日中にアルバムにまとめます。
その間、2004年~2007年の写真をご覧くださると嬉しいです。

2004~2006年、おっちゃんの撮った「深大寺だるま市」 《別窓表示》 2007年の kaze777&kuuのアルバムへもリンクしています。
・下手くそですが、2004年~2006年のkuuの写真は、こちらの file27、45、64 《別窓表示》
・ブログの関連する過去記事はカテゴリー「旅行・地域」 《別窓表示》の中に6つほど。

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2008.03.03

きょうの花は桃。 > kuu

桃のお節句ですね。(*^。^*)
NHKラジオ深夜便のMOOK本、『誕生日の花ときょうの一句』によると、3月3日の誕生花は「モモ」で花言葉は「気立てのよさ」だそうです。きょうの一句として、細見綾子の

ふだん着でふだんの心桃の花

の俳句が掲載されています。
きょうは、おっちゃんの撮った桃の花の写真を見てください。
(※JavaScript ONなら、クリックで写真がポップアップします。拡大写真上のクリックで閉じます。JavaScript OFFや対応していないブラウザの場合、別窓で表示されます。)

花桃花桃(観賞用の八重咲きの桃の花)。
2004年3月、近所の野川公園にて撮影。義母・細見綾子もよく行った公園だそうです。

桃の花桃の花。
2004年4月、桃の名産地、山梨県一宮の桃畑にて撮影。この写真はトリミングして「俳句と写真」と「言葉は花」 《別窓表示》に掲載しました。

桃の木桃の木。(でっかく拡大します)
同日、山梨県塩山の荒れた果樹園で撮影しました。桃の花の付き方の特徴がわかると思います。枝を挟んで花が2つ並ぶんです。

梅と桃の見分け方は、こちらの専門サイトに書かれています。
「ウメとモモ 7.モモの花の観察」 《別窓表示》白岩先生の植物教室 《別窓表示》より)「モモの花芽は節に3個、中央は葉になる芽で、両側が花の芽」だと。

『ラジオ深夜便 誕生日の花ときょうの一句』には、366日分の花の写真も掲載されています。花の特徴が1枚でわかる、美しい色のくっきりした素敵な写真ですので、本屋さんでご覧ください。自分の誕生日の花を調べたり、その日にふさわしい俳句も読めます。

Amazonの商品ページへ 「ラジオ深夜便 誕生日の花ときょうの一句」 《別窓表示》
3月8日の時点でAmazonには画像イメージがないようなので、見たいときはこちら 《別窓表示》

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2008.03.02

猫の爪とぎ。 > kuu

庭猫の様子を見ていますと、爪とぎの好みがわかります。
木肌の粗い太い樹木が好きですね。

ふうの爪とぎ ふうの爪とぎ

これは年末に伐採した幹を立てかけてあるんですけど、この場所ができてから、ふうとすずの一番好きな爪とぎ場所になりました。
傾いた写真を撮ってしまったので、ほぼ真っすぐに見えますけど、実際は15度くらい傾けて置いてあります。
庭には同じ樹木の水平に置いた幹や真っすぐ立った切り株、木肌のつるつるな樹木、発泡スチロールやダンボールなどもありますので、猫の好みが木肌の粗いものであること、斜め具合が気に入っていることが想像できます。この樹木はシノブヒバか、その園芸種と思われます。樹皮がバリバリめくれて落ちますので、そういうところが好みなのかもしれません。

おまけ。
右サイドバーのおしらせに2度登場した、よその猫ゴンちゃん。

ゴンちゃん

迫力あるでしょ。体の大きい猫です。
チッポやすずと同じ血筋だと思います。ふうとも仲はいいです。
ヒゲが前方向に向かって生えているようで、「野生の猫としては不利だと思う」とおっちゃんは言います。野良にしてはきれいだし、ウチでは餌は食べないし、外飼いなのか、要領のいい野良なのかはわかりません。

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2008.03.01

椿の香り。 > kuu

その後、庭の椿はようやく咲きました。光源氏という品種で、20個くらい付いたつぼみのうち、最初に咲いた花はこれです。

椿、光源氏

寒さにやられると、椿の花びらは茶色くなってしまうようです。
今年は寒い日が多かったからでしょうか。我が家だけでなく、ご近所の椿も茶色くなっている花が多いように思いました。

こちらは太郎冠者のつぼみ。椿の中で侘助(ワビスケ)と呼ばれる種類です。

椿、太郎冠者

一重の小さめな花を咲かせます。
侘助は、雄しべの先端(=葯)が退化しているため花粉を作りません。それに花の香りがあります。

椿と山茶花の見分け項目のひとつに、「椿は香りがないが、山茶花は香りがある」というのがありますので、これは例外になります。

ついでなので、他の見分け項目も書いておきます。
葉の大きいのが椿、小さいのが山茶花。
花首ごと落花する椿、花弁がばらばらに落ちるのが山茶花。
椿は無毛だが、山茶花の子房、若枝、葉の主脈と葉柄は有毛。

だけども、寒椿や春山茶花などもあり、園芸品種が多いので、一筋縄では見分けは付きません。。

さてさて、我が家の太郎冠者の香りをかいでみました。
弱いですが薔薇と同じ香りがしました。

しか~し、光源氏だって、薔薇の香りはしませんけど無臭というわけではなく、かすかな香りはあるんですよ!とkuuは感じました。
○○のような、というように周知の香りに置き換えられないと香りって表現できないんですよね。無理に表現すると「フルーティーな珈琲」というようなワケのわからんものになるから、「わからんままでよろし」とおっちゃんに言われました。。

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