« 2008年、朴の花。 > kuu | トップページ | ウケザキオオヤマレンゲ、ホオノキとの違い。 > kuu »

2008.05.22

朴の花の香り。 > kuu

朴の花の甘い香りはベンゼノイドが主成分だそうです。ベンゼノイドの芳香と言われても全くぴんとこないのでネットで調べたんですけど、甘い香りという以外、よくわかりませんでした。同じモクレン科のタムシバもベンゼノイドが主成分、タムシバによく似ているコブシはテルペノイドが主成分だそうです。テルペノイドは柑橘系の匂いとの説明があって、これは納得です。(参考サイト:「日本植物生理学会 -みんなのひろば-」 《別窓表示》 質問コーナーの登録番号:0747「花の色と芳香の関係」の回答を参照)
どなたか、ベンゼノイドの香りを「甘い」という言葉以外で説明できる方がいらしゃいましたら教えてくださいませ。花を食べたわけじゃなかろうに「甘い」という表現で止まってるのはなぜ?と思います。甘い味の何かを連想させるということなんでしょうが、kuuは出てきません。確かに朴の花は誘惑されそうな深くて甘~い香りなんです。香いだら思い出す、だけど身近にないと忘れる香りです。

余談ですけど、理系の人は「花の匂い」と表現しがちですね。「花の香り」と言ってほしいと、おっちゃんは言ってます。「香り、匂い、臭い」、「香ぐ、嗅ぐ」の使い分けができない。がんばり間違いして「薫風香る」などと言う、とつい先日グチってました。おっちゃんはいまだ風邪で鼻が利かず、花の香りどころか、珈琲焙煎できない状態です。関係者の方々、すみません。m(__)m
写真はクリックで拡大、拡大写真上のクリックで閉じます。

朴の花開花1日目の朴の花です。雌しべの先が開いているこの状態は1日目だけです。我が家だと15時すぎないと見れません。

朴の花雄しべのふくらみと色の変化から開花3日目と思います。16時40分に撮りました。3日目のこの時間で、このように花弁が大きく開ききっていないのは、開花前の天気が悪かったせいでしょう。小さな虫がいますね。

朴の花上の2枚とは別株の朴の花です。これは美しく咲いています。こちらの木は屋根に上っても、なかなか至近では撮れないのです。今年は近くで撮れそうなつぼみ見つけて楽しみにしていましたが、残念なことに風雨でやられちゃいました。現在のトップバナーもこの株の花です。

2株の花の様子が違うので、いっとき、別の種の植物ではないかと疑いましたが、さんざん調べて、どちらも朴の木であると結論付けています。2株の雄しべを並べてみました。ほぼ原寸大です。

朴の花の雄しべ

左側の赤い部分が長いのが3番目の写真の株の雄しべ。右側が1、2番目の株の雄しべです。違いがわかりやすい個体を選んでますので、もっと両者が近い雄しべもあるんですけど、あえて。

次は朴の木によく似ているウケザキオオヤマレンゲの記事です。

【追記】文中最初の方で、「コブシの主成分であるテルペノイドは柑橘系の匂い」との説明の仕方に「これは納得」と書いたつもりでした。以前、コブシの花の香りはジャスミンのようだと思ったことがあるんです。柑橘系とジャスミンの香りって違いますよね。(^^; 来年、あらためて香いでみたいと思います!

|

« 2008年、朴の花。 > kuu | トップページ | ウケザキオオヤマレンゲ、ホオノキとの違い。 > kuu »

ホオノキ」カテゴリの記事

コメント

kuuさん、
匂いと臭いの違いはあくまでも自分の生理的な感覚で判断できると思うのですが(どっちともいえないときは平仮名で書いています・・・)、恥ずかしながら「匂い」と「香り」と意識して使ったことはありませんでした。

理系ではありませんが、言われてみて初めて意識しました。主体が花であれば、やはり「香り」でしょうね。「匂い」だと、人間様主体になるかもしれません。

投稿: ミントのみん | 2008.05.23 14:22

◆ミントのみんさん、こんにちは。
理系の先生が「肉の匂い」と表現したときも、おっちゃんはケチ付けてましたね。肉の香りと言ってほしいと。漢文と俳句に縁があった人なので、そういうこと、けっこううるさいです。私も日常で注意されることがあります。ありがたいと思わなくっちゃ、ですね。(-_-;)

人間主体だと「匂い」!
素晴らしい見解ですね。なるほど~。さすがです。

リンク先、ご覧になりましたか? 検索で登録番号打たなきゃならないので面倒ですが、花の香りについて、とても面白いことが書いてあります。みんさんなら興味持ってくださると思います。

投稿: kuu | 2008.05.23 19:07

ベンゼノイドって「ベンゼン型。六角形のベンゼン環共鳴構造が連なった型。」だそうで、つまり、どのベンゼノイドか等によって匂いも大きく異なるかもしれないので、朴の花の匂いを知らない私には何ともいえないのですが、一応。
個人的な記憶では、化学実験のときに嗅いだベンゼン系芳香族化合物の匂いは、バナナ味とかイチゴ味と書かれている食べ物に使われている合成香料がよく漂わせている感じの(甘い)匂いに似ているという印象でしたね。
また、(ベンゼノイドではありませんが)グリセリンなんかは本当に「甘い匂い」としか言いようがないなと思ったこともあるので、そういうものかもしれないとも思いました。

投稿: facet | 2008.05.24 21:12

◆facetさん、理系登場!^^
そうですか~。甘い匂いとしか言いようがないのかもしれませんね。かく言う私も、朴の花の香りを他の言葉に置き換えられないのですから、理系の人に見解を求めるのは頼りすぎというか、それこそ頭が固かったですね。(^^ゞ

この話題、家の中でも盛り上がっておりまして、「科学者は舐めたり食べたことはあるんじゃないか」と、おっちゃんは言いました。中高時代の生物の先生でカマキリ研究の専門家がいたそうなんですが、どうしても種を判断できない個体がいた場合、カマキリを食べたんですって。味で判断するそうです。(^^;; メスで卵なんかを孕んでいたら、わかりやすいらしいです。
その話から派生したのですけど、もともと植物の匂いって、虫を寄せ付けるためだったりしますよね。例えば脳に生理的な刺激のある香りだったりすると言葉にするのをはばかって「甘い匂い」と言うにとどめたんじゃないか、などと想像しました。

べンゼノイド主成分の香りを調合したメジャーな香水があったら、「○○の香水のような香り」という表現で朴の花を言い表わせるかも。逆説的ですが。
朴の花の香りは相当強いです。もし狭い部屋に閉じ込められて、長時間香ぎ続けたら頭痛確実、死ぬかもしれません。。

※自分用メモです。
香りに関する図書の紹介
http://www.aromageur.com/book.html

投稿: kuu | 2008.05.24 23:19

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/13400/41285136

この記事へのトラックバック一覧です: 朴の花の香り。 > kuu:

» ウケザキオオヤマレンゲ、ホオノキとの違い。  [風茶房 日々雑記]
かつて、我が家の庭には3本のホオノキがあると言われておりました。自称、植物に詳しいという俳人の見立てです。しかし、そのうちの1本はトチノキでした。そうなると、あ [続きを読む]

受信: 2008.05.26 09:57

« 2008年、朴の花。 > kuu | トップページ | ウケザキオオヤマレンゲ、ホオノキとの違い。 > kuu »