キットレンズの DA18-55mm F3.5-5.6 ALII はポートレート良し。風景良し。万能ズームである。他社の広角~標準域のレンズに比べて描写力が優れている。しかしながらズームレンズゆえ、悲しいことにシャープな絵は来ない。最初の交換レンズは単焦点FA50mmF1.4をお勧めします。
ペンタックスサイトでは、135mmフィルム時代は50mmは標準レンズで、APS-Cサイズになってからは換算率により85mm相当の画角になり、その為、なぜか中望遠となっています。じゃあ50mm相当のレンズは35mmになっちまう。でもこれ、設計は広角レンズなんです。だから周辺部が歪むし、遠近感も広角レンズならではのもので不自然になってしまう。あくまでも標準レンズは50mmでいいんじゃないかな。肉眼で見た通りの遠近感を持つレンズ=標準レンズなのだから。
135mmフィルム(ライカ版)時代の最後端にAPS-Cサイズのフィルムが発売されていたのです。どういうことか、簡単に説明しますと、いわゆる135mmフィルムはカメラへの装着が簡単では無く、コツが必要で巻き取り不良やフィルム切れなどがよく起きた。ダブルクリック・レバー巻上げで秒4コマ連続シャターなんてことをやると、たまに中でフィルムがクッチャクッチャに。。。モーター内蔵の自動巻上げ機の出現は有難かった。
もうひとつの理由はカメラ離れがはなはだしくなり、カメラ製造から撤退するメーカーが相次いだ時代に新機軸を送り出す必要があった。その為にワンタッチでフィルム装填のできる携帯に便利なAPS-Cサイズのカメラが出現してきた。だから初期のデジタルカメラはAPS-Cサイズになってしまったんだ。
カメラとフィルムサイズの流れはこんな感じ。
最初に出回ったのは小型カメラ
・135mmフィルム(ライカ版)カメラ36mm×24mm
・APS-Cサイズフィルムカメラ24mm×16mm
・APS-Cサイズデジタルカメラ24mm×16mm程度
・フルサイズデジタルカメラ36mm×24mm程度
今後主流になるであろう中型カメラ
・6cm×4.5cm、6cm×6cm、6cm×7cm、6cm×9cm(ロクヨンゴー、ロクロク、ロクナナ、ロクキュウ)と呼ばれるブローニィーフィルムサイズ
プロユースのシートフィルムサイズの大型カメラ(おそらくスキャナー式になるであろう)
・4インチ×5インチ、8インチ×10インチ(シノゴ、エイトバイテン)
さてさて、なんとおどろくなかれ。この愛すべきペンタックスは2月2日をもって主要な交換レンズを2~3割値上げするとアナウンスしてます。100年に一度の大恐慌とまで云われ、TOYOTAでさえ赤字企業に転落したド不景気にかかわらず・・・ナニ考えてるんだか。そんなことしたら売れるわけないだろ~~が。
予定どおり値上げなんかしたら、少なくとも私は買いませぬ。向こう100年世界中の写真愛好家から笑われそうで怖い。輸出主体のモノゆえ、我が国のイメージ低下に繋がるようなことは控えていただきたいものだ。
硬い話はさておき、カメラ箪笥を整理しておりましたら、Kenko TELEPLUS 1.5倍 ペンタックスZ用の新品を発見。^o^
DA18-55mm F3.5-5.6 ALII に取り付ければ27-80mm F5.6-8相当。1クリックぶん暗くなるが高感度撮影に強いK200DだけにISOを800にすれば充分使える。デジタルカメラならでは。ありがたや。

K200D+DA18-55mm F3.5-5.6 ALII+Kenko TELEPLUS 1.5X
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