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2010.06.14

「犬猫の心臓病と腎臓病」の講座を受けて。 > kuu

5月に「犬猫の心臓病と腎臓病」という講座に出て、専門の先生のお話を伺ってきたので、そのまとめを書きます。

・犬猫の三大死因は腫瘍(癌)、心臓病、腎臓病
・1位は犬猫とも腫瘍(癌)
・6歳過ぎの犬に多いのが心臓病(犬の死因の2位)
・6歳過ぎの猫に多いのが腎臓病(猫の死因の2位)

・心臓病の症状は動物と人間では違いがある。
・人の症状は、胸痛、息切れ、冷汗
・犬の症状は、頑固な咳(まるで魚の骨が喉に引っ掛かったかのような咳)と呼吸困難
・猫の症状は、食欲不振、腹ばいにうずくまる、開口呼吸

・犬の心臓病は、先天性心臓病(純血種に多い心臓奇形)、拡張型心筋症(大型純血種)、僧帽弁閉鎖不全症(小型純血種)、犬糸状虫症(フィラリア症、これは予防薬の普及で激減)

.・僧帽弁閉鎖不全症とは心臓の弁の病気。非常にゆっくりと進行するため数年は無症状に見える。
・症状1、弁の異常による血液逆流により、心雑音が聴こえる。
・症状2、疲れやすくなる。きびきび歩かない。
・症状3、咳
・症状4、呼吸困難(肺水腫)
・そして、死亡
・症状1から3になるのに2~3年はかかる。1か2で飼い主が気付けば早期治療できる。
・早期発見法1、心雑音のチェック。6歳になったら年に1回はするべし。
・早期発見法2、散歩の様子を若い頃と比較する。疲れやすさはゆっくりと進行するので毎日見ている飼い主は気付きにくい。注意深く見ること。
・発見法3、咳を軽視しない。喉に何かつっかえたような咳には注意。

・中年期以降の猫に多いのは腎臓病
・腎臓病になった猫の様子は、背中を丸め、その背中を触ると(痛いので)怒る。
・慢性腎臓病は発見が遅れがちで初期での発見は難しい。末期で発見され、手遅れの場合が多い。
・慢性腎臓病は中年期以降の代表的な病気で長時間かかって悪化する。悪化すると治療しても完治しない。早期治療が有効。

・動物で問題になる腎臓病は、糖尿病性腎症、腎臓の腫瘍(癌、これは滅多にない)、ある種の感染症(膀胱炎が多い)、先天性の異常(純血種に多い)

・腎臓病の進行は腎機能が50%になったときでも無症状なので気付かない。
・腎機能33%のとき、血液検査では異常値は出ない。尿検査で異常値が出る。飲水量と尿量は増加する。
・腎機能25%になって、ようやく血液検査でも異常値が出る。このときは尿毒症の症状が重くなっている。

・尿毒症の猫は背骨が出たように痩せている、毛づくろいができていない、目がくぼんでいる、脱水症状がある。
・早期発見法1、中年期以降の猫にはせめて年に1回は尿検査をする。
・早期発見法2、些細な機能低下でも尿は薄くなり、多くなる。見逃さないこと。
・早期発見法3、脱水しやすい傾向になる。
・対策として、日頃から十分に水を飲めるようにしておく。

・水を飲ませるコツ
・好みの水を見つける。水道水なのか、特定の銘柄水なのか、風呂の水などという場合もある。
・飲水のチャンスを増やす。水を随所に設置する。風呂場の戸を開けっ放しにする等。
・好みの飲み方を見つける。特定の容器を好む、水の温度にこだわる、流れる水が好きなこともある。

・動物にも高血圧があり、高血圧は腎臓病を悪化させる。
・下の血圧数値は診断に使わない、上の数値だけで診断する。

・猫の高血圧の症状
・軽度~中程度では無症状の場合がある。症状は眼がちらつく、頭がフラフラ、ふわふわする。
・高度の高血圧の症状は、眼底出血(網膜出血、失明する)、脳などから出血、食欲不振、元気消失。

・高血圧の猫は降圧剤で治療する。
・高血圧を放置すると失明することがある。
・猫の網膜は飼い主が観察できる。目の色が赤っぽくなったら出血しているかも。

・慢性腎臓病の治療の決め手は食事
・タンパク質、塩分を制限する。ただし塩分は関係ないとする説が出てきているので、もしかしたら将来、制限についての項目は変わるかも。
・栄養バランスは適切に。
・肉類(=タンパク質)は制限する、トッピングで与えない。鶏肉、魚類もタンパク質なので制限する。禁止ではない。
・嗜好性の良い治療食フードを利用するのも手。若干高いが。
・食事療法をすると、50%の猫の余命は7ヵ月から20ヵ月になり3倍長く生きられる、という統計がある。

・猫はフードの温度に敏感
・食欲のない猫も、適温で食欲が出ることがある。
・ベストは40度。冷たいもの熱いものは避ける。

おまけ【重要】
・犬に生のぶどうや干しぶどう(レーズン)は与えないこと。アメリカを中心に中毒例が多発していて、急性腎不全の原因となっている。なってしまうと血液透析をしても死亡率が極めて高い。原因物質は不明。
・最小摂取量は犬の体重1kgあたり、ぶどう19.85g、干しぶどう3.11g、でも全く与えないのがよい。
・猫には関係ない。

・ゴールデンレトリバーとダックスフンドは何でも飲み込んでしまいやすい性質なので飼い主が十分注意する。飲み込み癖のある犬は繰り返す傾向があるので気を付ける。
例:指輪、釣針を6本(糸や金具も一緒に!)、人間の常識では考えられないものも飲み込む。

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以上です。箇条書きで読みにくくてすみません。

※この講座の先生のブログ
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犬
kaze777撮影、Canon EOS Kiss X4+EF 50mm F1.8 II

猫
kuu撮影、PENTAX K200D+DA18-55mm F3.5-5.6 ALII

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コメント

うちのコもわかった時はまさに慢性腎不全の末期でした。
今はまだ考えられませんがもし今後また猫を飼う日が巡って来ることがあれば
元気であっても年に1~2度は健康診断を受けさそうと思っています。
何事も早期発見早期治療ってことがポイントですよね。

鼻チュッチュ、可愛いな~^^

投稿: zei | 2010.06.16 14:08

◆zeiさん、お返事遅くなって申しわけありません。

6歳になったら腎臓病などになっていないか、毎年検診をしたほうがよい、とのことでした。猫の場合、飼い主が毎回おしっこのチェックをして変化があったら獣医さんへ行く、というのが大切なようです。簡単なようでいて、実際はなかなか大変なことのように思いました。
わたしの見ている猫たちは、「毛づくろいをしなくなるときは調子が悪い」というのは、本当にそうだと思っています。調子が悪いと目が窪んだ感じになるというのもよく当てはまります。

その姿を間近で見せてくれるだけで幸せを与えくれるのが猫であり、犬であり、動物たちですよね。
いつの日か、その幸せを再び感じていただきたいな、と願っております。( ^ω^ )

投稿: kuu | 2010.06.26 21:32

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