失くしたSuicaがあった。
失くしたと思っていたSuicaが出てきた。
「脚註名句シリーズ 細見綾子集」の本の中に挟まっていた。
過去記事に「Suicaを失くさなければ、Apple Watchは買わなかったと思うので、失くして良かったかも?」と書いたが、1万円以上がチャージされており、出てきて良かった。また、落したんじゃなかったというのが、最近感じている老化を否定するものとして嬉しく思う。
せっかくなので記念に写真を撮った。
ずいぶん年期の入ったカードだ。2代目、2004年のもの。
Suicaは2001年の発売前、システムのモニターテストを当時私が住んでいた埼京線で行った。モニターには外れたが、「すんごい便利!」と思って発売後に購入した。
2001年は私にとって特別に思い出深い年である。
実母が2000年の年末に倒れ、家で寝たきりになって迎えた暗いお正月だった。
母はその後10年間家で介護を受け、そして病院で亡くなった。
春、左胸のしこりに気付いてがんの検診を受け、乳がんが見つかる。
割とすぐに全摘手術を受ける。
夏、kazeとネットで知り合って付き合う。
秋、義父が亡くなる。
冬、kazeと結婚。
元通りにならないもの、取り返せないものもあるが、別の形で生きていけると思う。
自分に折り合いをつけることが大事、と今、揉め事を抱える自分に言おう。
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