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2016.01.27

犬猫の行動学から。

きょうは今期最後の授業の日だった。
試験は無いので、新しい科目での授業が始まる4月まで、長い春休みとなる。
面白かった講義のことだけ書いておこう。

『伴侶動物学』
犬や猫などを人間の伴侶と考え、いわゆる愛玩動物とは区別して考える。
犬猫の行動学、がんを罹った動物のケア、血液型や輸血、獣医療裁判など、
毎回違った講師を迎えての興味深い内容だった。
獣医学生向けの講義だったが、一般飼い主にも役立つ情報はあった。
記憶に新しい本日の分からお伝えすると、
・不安や恐怖心から攻撃的になっている犬を叩いてしつけるのは間違い。
・恐怖を感じた犬は逃げるか、戦うかを選択せざるを得ない。
・飼い主との順位を犬に分からせなければしつけは出来ないは間違い。
・犬より人間が先に食事をしなくてはならないというのも間違い。
・人間が優位だと分からせるために一緒に寝てはいけないは間違い。
・犬は人間を異種のものと分かっている。犬の仲間とは思っていない。
・猫は単独動物ではない。群れないというが、猫にも社会性はある。
・猫同士で顔の舐め合いをするように、人間に撫でられる場合も首から上が好き。
・すり寄ってくるのは人間に対する挨拶であってマーキングではない。
・尾を上げるのはフレンドリーな気持ちのあらわれ。
・一緒に寝る猫たちは仲が良い。
・猫にとって遊びは成長するために大事なこと。よく遊んであげるべし。
・子猫(離乳期)の頃にいろいろな味を食べさせるのがよい。味を記憶する。
・記憶した味は大人になっても拒否しない。例えば療法食であっても。
・母猫の妊娠・授乳期に栄養が不足すると、その子猫は攻撃的な性格になる。

花

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