椿。
旧宅の庭には椿が10本ほどあった。
その半分は道路際にあり、義母が椿の生垣を望んだからだと聞いている。
しかし、義母が庭の椿を俳句に詠むことは少なかったようだ。
全句集から探してみた。
椿切るために光れる鋏欲し 綾子
これは昭和41年の作。
その前年40年に、義父のこういう俳句があった。
誕生日椿の図鑑妻に買ふ 欣一
気の利いたプレゼントで羨ましい。
この頃、たくさんの花を咲かせていたのだろう。
私の見ていた頃は庭は藪化していたが、それでも多品種の椿が咲き、写真を撮ることでも楽しませてもらった。7品種を確認しており、ブログにも何度も掲載している。
義母の俳句をもうひとつ。
つぼみで摘みコップで咲かす紅椿 綾子(平成7年)
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