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2018.07.11

我が家のコーヒーミル。

ほぼ毎日、珈琲を飲む。
たいてい朝の一杯から始まる。
お湯を沸かし、豆を挽いて、ハンドドリップで淹れる。
コーヒーメーカーは捨ててしまった。
ハンドドリップで淹れる方が断然おいしいし、淹れることを面倒だと思わないので。
豆は手挽きのミルで挽く。kazeの遺品のザッセンハウス、サンティアゴ。

ザッセンハウスのコーヒーミル

私がお嫁に来たときにはすでに古めかしい存在感で鎮座していた。いったい何年前のものなんだろうか。
ミルの部分はまったく壊れる様子がない。
ただし、木箱の部分は数回壊れている。引き出しの取っ手が外れ、引き出しの面や底板も外れたことがある。その都度、自分で補修してきた。
本来は膝に挟んで使うように作られているが、私はテーブルの上に置いて使っている。ちょっと力はいるが、ぐいと左手で押さえて、右手でハンドルを回す。ガリガリと快適。
kazeが工夫して豆の挽き具合を調整するネジを針金で固定してしまったので、粗めにしか挽けないがブレることもない。この道具を愛している。

と言いながら、珈琲の道具には興味があるので、他のミル、手動も電動のものも常にチェックはしている。
そんな我が家に新しいミルがきた。懸賞で当選したのだ。

ハリオ、セラミックコーヒーミル・ウッド。

ハリオのコーヒーミル

美しい形、しかし使いにくい。
握りにくいし、力が入らない。ザッセンハウスの3倍回さないと豆が挽き終わらない。ギアの性能が低いということだろう。これだと電動式のミルが欲しくなる。
これは机に置いて使うものだが、私は膝に挟んで使う。面倒である。
ひとつだけ、ザッセンハウスに勝っている点がある。
挽いた珈琲の粉をドリッパーにそそぎやすい。
こちらは挽き具合が調整できるので、細かく挽きたいときのために持っておこうとは思う。
愛してあげられなくて、ごめん。

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