蔵の壁のヤモリ。
丹波の細見綾子の生家が改修されて公開し、5ヵ月が経った。
改修されたのは生家の母屋で、敷地内にある二つの蔵はそのまま建っている。
母屋の工事を担当した大工さんが丹波市の担当者に教え、私は担当者から又聞きしたのだが、蔵の向かって左端の壁にヤモリの造作が張り付いている。
拡大すると、こうなる。
ヤモリに見えない…。
太り過ぎている。
しかし、意味あってのヤモリなのだ。
ヤモリは害虫を捕食することから家(蔵)を守るとされ、「守宮」「家守」などと書かれ、ヤモリが家にいれば悪いことは起きないと信じられた。
蔵の壁のヤモリは守り神であった。
さて少々宣伝など。
生家では綾子関連の書籍も買える。
「風 俳句歳時記」
「細見綾子 俳句鑑賞」
「奈良百句」(細見綾子)
「脚註名句シリーズ 細見綾子集」
「俳句の基本」(沢木欣一)
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