カテゴリー「俳句」の71件の記事

2018.09.06

キャスリン・バトル虹立つやうに唱ひたり

本日は義母の命日。
命日には普段のお墓参りとは違う何かをしようと思っている。
ささやかで、特筆すべきことではなくても、私の心に残る何かを。
きょうはキャスリーン・バトルの音楽を墓所で流した。

キャスリン・バトル虹立つやうに唱ひたり 細見綾子

これは昭和63年の句。この句を詠んだときのことをkazeが書いている。
「アンコール。」

花

kazeはもっとブログを書くべきだった。

さて、本日の墓所の山野草。
ツルボは花期を終えようとしている。

ツルボ

女郎花は3本の日当たりが違うため、それぞれの花期がずれて、今も盛りと咲いている。

女郎花

桔梗は二番花が真っ盛り。

桔梗

ナガボノシロワレモコウは風情があって、咲き始めも咲き終わりも絵になる。

ナガボノシロワレモコウ

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2018.08.29

蔵の壁のヤモリ。

丹波の細見綾子の生家が改修されて公開し、5ヵ月が経った。
改修されたのは生家の母屋で、敷地内にある二つの蔵はそのまま建っている。
母屋の工事を担当した大工さんが丹波市の担当者に教え、私は担当者から又聞きしたのだが、蔵の向かって左端の壁にヤモリの造作が張り付いている。

蔵のヤモリ

拡大すると、こうなる。

蔵のヤモリ

ヤモリに見えない…。
太り過ぎている。
しかし、意味あってのヤモリなのだ。
ヤモリは害虫を捕食することから家(蔵)を守るとされ、「守宮」「家守」などと書かれ、ヤモリが家にいれば悪いことは起きないと信じられた。
蔵の壁のヤモリは守り神であった。

さて少々宣伝など。
生家では綾子関連の書籍も買える。
「風 俳句歳時記」
「細見綾子 俳句鑑賞」
「奈良百句」(細見綾子)
「脚註名句シリーズ 細見綾子集」
「俳句の基本」(沢木欣一)

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2018.08.19

百日紅。

夏の花、と言えば、皆さまは何を思い浮かべるだろうか?
私は木槿と百日紅だ。
この辺りでは比較的多くの住宅の庭木になっている気がする。
我が家のマンションの中庭にも、どちらの木も何本か植えてある。
だから、夏の間に何度も目にすることになる。
百日紅は、まずこの色を思い浮かべる。

百日紅

これは本日、墓所で撮ったものだが、旧宅の隣家の百日紅もこの色だった。道路際にあったので、家の前を通るたびに目にした。
義父の晩年の俳句に、

病ひよし百日紅に帰りたし 欣一

があるが、我が家には百日紅は無かったので、この俳句で私が思い浮かべるのは隣家の木なのだ。
義父とのふれあいは少なかったので、これも貴重な思い出である。

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2018.08.02

鰻。

昨日は土用の二の丑。
たまたま新宿に用事があったので、東京では好きな方の鰻屋で鰻重を食べた。

鰻重

引っかかる書き方をしているのは、鰻は断然関西風が好きだからだ。
kazeとの幸福な鰻の思い出を書いた過去記事、「自宅で焼く鰻の蒲焼。」

義母が「子供は鰻が好きで…」と書いた文章を読んだ憶えがあるが、kazeは「おふくろは鰻が好きで…」と言っていた。両人とも大好きだったのだろう。

義母はkazeと鰻の俳句を詠んだ。

鰻裂くを一心に見ていぶかしむ 綾子 (昭和31年、kazeは6歳)
誕生日今年もうなぎとさくらんぼ 綾子 (昭和55年、kazeは30歳)

鰻とさくらんぼは義父の俳句にも詠まれていた。

独歩通り来て買ふ鰻とさくらんぼ 欣一 (平成7年、kazeは45歳)

義父が鰻を好きだったという話は聞いていない。義父は牛肉が好きだった。
鰻は妻と子供のために買ったのだと思う。
義父の鰻の俳句にはこういうのもある。

串うなぎ墓より帰る街に買ひ 欣一 (昭和60年、kazeは35歳)

この墓は、今、山野草が繁っている当家の墓のこと。
どのお店だろう? まだあるのかな?
今度、気にして歩いてみようと思う。

昨日の新宿の暑い空とゴジラ。

新宿ゴジラ

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2018.07.24

「第18回たんば青春俳句祭」作品募集!

丹波市で開催される「第18回たんば青春俳句祭」の募集要項が発表された。
平成30年9月12日が投句の締切で、表彰式は11月10日に丹波市柏原にて行われる。自由題2句まで。郵便、FAX、メールでの応募が可能。詳細はこちらで確認を。

第18回たんば青春俳句祭

事前審査による細見綾子賞(大学生・一般)の他、大会当日に審査される小学生の部・中学生の部・高校生の部、俳句ラリーの部がある。
細見綾子賞大賞の方へは当方からの記念品も差し上げたい。

どうぞ、ご応募をお願いいたします。

写真は、細見綾子生家へ展示物として寄贈した綾子が所有していた玩具。

細見綾子生家 展示品

武蔵野の家の掘り炬燵がある部屋の引き出しの中にずっと仕舞われており、私が初めて手に取ったのはkazeが亡くなってからである。引越し後も家に飾っていたが、展示品の中にこういう可愛らしいものがあったら、心に留めていただける方もいらっしゃるかと思い、展示していただくことにした。

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2018.06.03

桜の実わが八十の手を染めし

細見綾子の桜の実の俳句の中で一番好きなのが、この句。

桜の実わが八十の手を染めし

山桜の実

これは本日の墓所の山桜の実。
地面にもたくさん落ちていて、踏まれて潰れ、赤い汁を放っていた。
細見綾子が俳句の中に数を記すとき、その数字でしか成り立たないように思えてしまう。

下は5月11日の同じ山桜の様子。

山桜の実

黒くなる前の見映えとしては一番美しい頃の桜の実。
この頃の実は、まだ手を染めることはない。


ベランダで育てたヤマオダマキの苗を墓所に移植した。
根付くまでは週に2回の水やりが必要になるが、梅雨入りしそうなので雨の力を借りて、水やり回数を減らそうという算段。神様は(いや、仏様か?)そういう手抜きを許してくれるだろうか。
どうか、無事に根付きますように。

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2018.04.29

脚註名句シリーズ 細見綾子集。

細見綾子の新しい本が出た。
「脚註名句シリーズ 細見綾子集」 俳人協会発行

脚註細見綾子集

綾子の俳句の中から300句が棚山波朗氏によって選ばれ、綾子のお弟子さん、孫弟子さんたちが句の鑑賞を書いてくださっている。
執筆者が多いので、取りまとめは大変だったと思う。
棚山さんと編集事務局を担当してくださった蟇目良雨氏に御礼申し上げる。
「解説・評伝」を書いてくださった下里美恵子氏他、各執筆者の皆様にも感謝します。

読んでいくと、知っていることと違うところが何箇所かあって、私が知らないだけなのか、事実が伝わっていないのか?と考えた。
本人はもう故人だし、事実でなくても、伝わっていくことが公的真実となるのかもしれない。

「脚註名句シリーズ 沢木欣一集」も出版される予定だ。

【追記】「脚註名句シリーズ 細見綾子集」は丹波市の「俳人 細見綾子生家」で販売しております。

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2018.04.23

俳人細見綾子生家 リノベーション開館式

4月22日、「俳人細見綾子生家 リノベーション開館式」があった。
丹波市長や地域の方々、関係者の方々等をお招きしてのセレモニーだった。

本来ならkazeが出て、私は写真撮影係として徹するところ、恥ずかしながら参列する。
恥ずかしいので詳しくは書かない。
晴れがましい席はとても苦手なのだ。

もろもろ忙しくて、人も多かったのであまり撮影出来ず。
3月に購入したレンズは、この日のためだったと言っても過言ではないのに。

生家内、囲炉裏と竈(かまど)のある風景。
細見綾子 生家

本棚に綾子や欣一の本が並ぶ。手に取って見ていただける。
細見綾子 生家

展示物は揃いつつある。
滅多に見られない貴重なものも並んでいるが、それが何かはここでは秘密にしておく。

丹波市俳人細見綾子生家 見学申込について ※完全予約制

月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日休館)

所在:丹波市青垣町東芦田1476番地

入館料:200円(高校生以下は無料)

予約先:丹波市 まちづくり部 文化・スポーツ課(春日文化ホール内) 代表 Tel:0795-74-1050 Fax:0795-74-2855

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2018.03.28

丹波市俳人 細見綾子 生家。

丹波市のホームページに「細見綾子 生家」の入館・見学案内が掲載された。

丹波市俳人 細見綾子 生家

まだインターネットでの申し込みは出来ないようだ。

写真は綾子生家のお蔵。

綾子生家・蔵

お蔵の内部は見学対象ではないので改修されていない。

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2018.03.16

綾子の生家、改修後。

丹波へ行って来た。
細見綾子の生家は改修工事が終わり、展示物はまだ入っていないが、着々と準備が進んでいた。
懸念していた多くのことは、ほぼ良い方向に動き出した。
意見も聴いてもらった。
まずまず、ホッとした。
4月1日より予約制にて公開されるが、すぐにはモロモロ整わないので、ご了承いただきたいと思う。
5月までにはなんとか形になるといいなあ…。

写真は結構撮ってきたが、出し惜しみ(笑)。

細見綾子生家

細見綾子生家

現在は電話等でしか申し込みが出来ないが、しばらくしたらネットでも予約できるようになるそうなので、またご報告します。

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