カテゴリー「介護」の7件の記事

2010.06.01

行ったり来たり。 > kuu

介護のことを書きたいと思っていたけれど、ネットだから慎重にアップしたいと調べたり確認していたら、数記事書いたところで被介護者の母は入院してしまいました。
「もう一度自宅に」
これが叶うかどうか、今は判断できません。

今日、また実家へ行きます。
東京と愛知を行ったり来たり。これを続けることは苦痛ではありません。
実はヘルパーさんや訪問看護師さんが来てくれても、自宅介護の実家へ帰ることは辛いと思っていました。
今はただ、病院で母に付き添うだけ。"だけ"という言い方は正確ではないけれど、気持ちはそんな感じなのです。

父は母のためを思って個室を希望したけれど、満員で二人部屋に入っています。良かったと思っています。隣が空きベッドだったとき、暗い気持ちになりがちでした。隣がいると救われます。安心して病室を出られます。プライバシーより助け合いです。すべての入院患者さんと付き添いのご家族と仲良くしようと思っています。母を守るために。

今回のおっちゃんのお留守番。
食材の買い物をたくさんしていったおかげで冷凍ごはんの数だけ自炊したようです。4食分! ・・・チンごはんはもっと作っていかなきゃな。。ゴミ捨て1回、洗濯せず、お風呂に入らずは同じでした。携帯メールは読めるようになりましたが送信はまだできません。
通販で多量の牛肉と野菜(にんじん、じゃがいも、玉ねぎ)と辛子明太子が届きました。次はちゃんと自炊するつもりのようです。
猫たちはおおよそ元気になっていました。猫って調子の悪いときは毛づくろいしないのですよ。おっちゃんの車の上が大好きなぽんすけ

ぽん

お気に入りの場所でお昼寝するぺこ

ぺこ

撮影はどちらも、PENTAX K200D+DA 55-300mm F4-5.8ED

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2010.04.23

訪問歯科診療。 > kuu

kuuの歯は大きな課題を残したまま、歯科医院のお引っ越しで治療が終わりました。大きな課題とは過去の治療ミスと金属を被せたところの深い虫歯と歯槽膿漏です。。おっちゃんを見習って現在、自分で歯槽膿漏を治すべく、歯ぐきのマッサージに勤しんでおります。(ノ_-。)
今後の治療は、どうにかもっと技術革新して、いい診療をなるべく安く受けられるようにならないものかと願います。進んだ諸外国のように。足音は聞こえているような気もするんですよね。もはや乱立の時代ですから。そのときを待って先延ばしにしたいのが本音ですが、放置にも限度があるからなぁ…。

実家で暮らす要介護レベル5の母も歯医者さんのお世話になっています。入れ歯を作ってもらっているのです。以前、別のところで作った入れ歯が合わなくなって食べ物が噛めなくなったため、作り直しをお願いしたんです。それでなくても食が細く栄養が足りないので歯のことは大事なんです。もはや食べることとテレビだけが楽しみですし…。
しかし母の状態では出かけるのは難しく、歯医者さんに訪問診療に来ていただいています。ヘルパーさんが紹介してくれました。他のお宅のご老人の入れ歯を上手に作っていたから、ということで。
このお医者さま、大したお方です。自院での治療をなさり、自宅や病院、老人ホームへの訪問治療も積極的に行っています。交通費は取らずにです。虫歯、入れ歯、歯周病治療、口腔ケアなどをやってくださいます。治療費は安いと思います。難点は予約がなかなか取れないこと。母の場合は急を要さないこともあって、2週間に1回くらいのようです。訪問診療をしてくださる歯医者さんは少ないでしょうから、仕方ないですね。

一度お会いしましたが、お人柄も良く、若いスタッフはキビキビと動いて気持ちのいい診療でした。紹介してくださったヘルパーさんに感謝します。kuuもできればそこで治療したいくらいです。

さて、4月4日の記事に、「実家の客布団にダニがいることを親に知られたくない」と書きました。

実家のゲスト用布団に(たぶん)ダニがいまして、たいそう痒い思いをしたんです。おっちゃんがいれば塗ってもらいますが、ダニがいることを親に知られたくなかったので(この理由は今度書きます)・・・・・

「薬指は薬を塗る指。」《別窓表示》

今度書くとしたその理由は、ヘルパーさんに負担を掛けたくないのです。母と父、特に要介護者ではなく、おまけで面倒をみてもらっている父は雑用を頼み過ぎていまして、ダニなどと言おうものなら、布団を干せと言い出しそうで怖いのです。母の食事が全介助を必要とするようになって、ヘルパーさんは時間に追われててんてこ舞いなのです。
本来はその家の男がするべきの神棚の掃除までさせていたのには唖然としました。身体が悪いわけじゃないのに掃除する程度の信心というものさえなく、形だけの神棚に意味があるでしょうか?
父がやらないのは母が甘やかした結果なのですが…。


人々
kaze777撮影、Canon EOS Kiss X4+EF 50mm F1.8 II

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2010.02.04

台所用品の買い替え。 > kuu

何の変哲もない小ぶりのキウイです。

キウイ

けれども、これは実家の庭で育ったキウイなのです。
昨年なったのをもらってきて冷暗所で追熟し、今頃食べています。実家のキウイを食べるのは今回が初めてでして、もっと酸っぱいか、アクが強いかで不味いと思っていたのですが、普通においしいキウイでした。
以前、キウイの雌花雄花の写真をアップしました。「キウイの花。」 《別窓表示》

このときにも食べたことがないと書いていますが、ようやく口に入りました。送ってくれるなどということはあり得ないので、収穫のあとに行って、父母のご機嫌を損ねなければ「持って帰っていいよ」と言ってくれるわけです。
持ってきたのは6個だったかな。今年はあまり収穫できなかったそうで、小さな段ボールにヘルパーさんが切ってくれた不揃いなキウイが五百円玉くらいのものも含めて20個くらい入っていました。

母は要介護で台所仕事は一切できません。父は台所仕事はしたことがありません。お湯は沸かせるらしいですが…(笑)。そんな老夫婦のところでもキウイは実るし、毎年、親戚からリンゴやミカンがたくさん届けられます。誰が剥くのか、という話なんですけれど、ヘルパーさんがやってくれます。3食面倒をみてもらっていて(母はおやつの用意もしてもらいます)、果物は昼食後にジュースにして飲むことが多いようです。リンゴは剥いてもらっても硬くて食べられないそうですし、ミカンとキウイは酸っぱすぎるとかで、果物はすべてジュースの材料になっていました。ジュース作り用のミキサーは一昨年に買い替えた安物がまだ動いていました。「まだ動きますか?」と確認しました。
一昨年は、父が下痢で死にそうなところまで病状が悪化したんですが、そのときにジュースやスープストックを作るために私が使い、当時のミキサーは使い物にならないくらい古くなっていることに気付いたんです。刃は欠け、モーターはうなりまくる状態でした。ヘルパーさんは日用品の必要なものは言ってくれますが、こういうものを「買い替えてほしい」などとは言い出さないんですね。(人や所属団体にもよるのでしょうが)
台所仕事をしない被介護人と同居人で、他の家族は離れていると、ヘルパーさんに余計な苦労をかけることが多くなります。m(_ _)m
他にもあったら言ってほしいのですが、「ありません」と言われます。こちらが気が付かなくてはいけないのですね。

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2010.01.19

介護生活での髪カット。 > kuu

母はもう10年近く、介護される生活を自宅で過ごしています。最初悪くて、だんだんよくなって、母は髪を切りたいと言いました。
何十年も通い続けた馴染みの美容室がありまして、そこの先生(経営者)に出張カットを頼みました。本来、出張はなさっていないのですが、長年の付き合いで快く引き受けてくれました。料金はカットのみで4千円 3,500円です。値上がりもなく、ずっとこの料金です。

身内がカットすればいいのでしょうが、以前からやっていたのならいざ知らず、母はきれいにしたくて髪を切りたいと言っているのですから、プロにお願いするほうが本人も満足します。自分の前髪すらカットしたことのない者しか周りにいないのですから…。

髪を水スプレーで濡らしながら洗面所でカットして、落ちた髪の毛は先生が軽く掃除してくださいます。けれど神経質な母はもっと丁寧に、それこそ1本も落ちてないくらいに、直後に掃除して欲しいのが本音なんです。そんな掃除はヘルパーさんの仕事外ですし、掃除の人は決まった日時にしか来ないし、父は掃除(他の家事もすべて)など決してしませんから、わたしが実家にいるときに、「(美容室の)先生を呼んでほしい」と言われることが度々ありました。しばらく実家に行かないと、「髪はどうしてるんだろう」と思わなくもないのですが、親不孝者はそのために行ったりはしないのでした。

おちとよこさんの本 《別窓表示》に、急に倒れたときにご近所さんを頼るエピソードが出てきましたが、遠くの親戚より、ということは実際にありますね。倒れるなどという緊急事態ではなくとも、日常生活の中には馴染みの人にしか頼めないことがたくさんあると思います。

母の偉いのは、「先生を呼んでほしい」と主張したこと。本人が言いださなければ、短くするだけのカットを周りの素人がやることになったでしょうから。もしかしたら元気な頃から、いざというときのお願いをしていたのかもしれません。

さて前回、母の顔を見て気になったことがありました。
鼻毛がすご~く伸びていたのです。
「鼻毛が出てる」とは、気付いても娘くらいしか言わないのでしょう。普段、自分やおっちゃんの鼻毛カットで慣れているので、わたしがカットしました。( ^ω^ )

ジブリ美術館 kaze777撮影

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2010.01.16

介護のこと、初めに。 > kuu

昨年、予告した「介護」のこと、そろそろ書き始めようと思います。ですが、立派なことは書けません。横丁の路地に入ったような余談みたいなことばかりになりますのでご承知おきください。
今回は初回なので役に立つことを書きたいと思います。

おっちゃんは長年苦労した介護経験者。kuuは介護経験は爪の垢くらいしかありませんが関連の資格は持っており、それなりの勉強はしました。ただし、二人とも何年も前のことなので情報が古いんです。
11月のブログに母が要介護レベル5になったことを書いたところ、それを読んだ先輩が励ましてくださって、いい本を教えてくれました。
『一人でもだいじょうぶ―親の介護から看取りまで 』 おち とよこ著(日本評論社 2009/03)

著者はジャーナリストで作家で高齢問題研究家、ご自身が16年間、両親を介護し看取った一人っ子です。その経験から介護のみならず、最期の準備やお墓のことまで載っています。今、必要な知識の入り口はこの本に全部あります。介護が間近になってきたと思ったら、ぜひ読んでください。

責任感の強い人は一人で背負い込むことに(望まずとも)なりがちなのが親の介護です。例え家族や兄弟が大勢いたとしても、みんなで平等に責任を負うような形にはならず、誰かがキーパーソンとなります。大事なことを決定し、手続きを実行し、頼めないことを自分でやる人。そういう立場になったとき、司令塔となったとしても、一人っきりで頑張らないことです。行政の仕組みの中で介護環境を作り、人を頼み、費用負担を減らす方法を知っておきましょう。

この本の巻末にネットで収集できる情報サイトのリストがあったので、それに自分で探したものを含めてリンクします。

介護の悩みは、地域包括支援センターに相談 - All About 《別窓表示》
福祉・保健・医療情報 - WAM NET(ワムネット) 《別窓表示》
「ふくしチャンネル」 / 福祉と介護の総合サイト 《別窓表示》
探す・調べる・相談する 介護110番 《別窓表示》
親を介護する人のための情報サイト 親ケア.com 《別窓表示》
住宅改修と福祉用具&通信販売の介護総合サイト|介護知恵モール(パナソニック電工) 《別窓表示》
とうきょう福祉ナビゲーション 《別窓表示》
介護される人がお住まいの市町村のサイトの介護・高齢者・福祉サービスのページ
【追加リンク】
介護情報ほっとライン 《別窓表示》※安定して繋がらないようですが、おちさんの本にあったいいサイトなので追記します。

 

12月に実家へ行ったとき、家にあった柿を持っていったんです。軟らかく熟した柿です。それを切って出したら父も母もたいそう喜びまして、「ヘルパーさんが買ってきてくれた富有柿は硬くて食べられなかった。こういう軟らかいのが食べたかったんだ。これはどういう柿?」
「これも同じ富有柿だよ。家に長く置いて軟らかくなるのを待った柿だよ」

この程度のことしかできないのですが、親が喜んでくれて嬉しかったのです。

熟柿

写真はさらに熟した熟柿です。ヘタをくり抜いて、スプーンですくって、おっちゃんと一緒に食べました。次は親にも、これを食べさせてあげたいと思います。

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2009.11.13

カテゴリー「介護」。 > kuu

実家に電話をしたら、母の様子は良くなっていました。食欲が出たり、なんだり。父に「おまえのおかげ」と言ってもらって不覚にも泣いてしまいました。昨年の父の看病のときは大ゲンカになり、それが原因で疎遠になっていたので、今回は親も私も辛抱した、というところでしょうか。(昨年のことはブログには書いていません。^^;)

心配してくださった皆さま、ありがとうございました。
親身になってお声をかけてくださった くのさん、Hちゃん、Iさん、励ましてくださって、とても嬉しかったです。

老人介護にはコツがあって、それが飲み込めないと、介護する人もされる人も身体的・精神的に余計な労を背負います。専門職の人でも知らないことはあるし、知っていても家族に教えてくれなかったりします。そういうことをブログに書いたら、いつか誰かのお役に立つかな、と思っています。
おっちゃんに教えてもらって、私が実際にやってみて、良かったと思うことを少しずつ書くつもりで、カテゴリー「介護」を作りました。

親子 kaze777撮影

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2009.11.11

母のこと。 > kuu

とうとう、母は要介護レベル5になってしまいました。
入院したほうがいいのに本人は拒否しています。
急に悪くなった8月、たぶん何かがあって、母は「死にたい」と思ったのです。今はそのときよりは回復しています。

母の周りには父の他に、親戚、医療、介護の専門家など多くの人がいるけれど、母が一番大事に思っていて、近くでやさしくしてほしいと望んでいる人は母のそばにはいません。

かつて、おっちゃんは医者の言うとおりにしているのにどんどん弱っていく義母のため、老人介護を勉強しました。専門家のところへ何度も聞きに行ったそうです。わからないことだらけ。だけど、自分がやらなければ義母の苦しみは軽減されない。
自宅では医療が足りない。病院では人手が足りない。だから、最期は病院へベッドを持ち込んで、つきっきりで面倒を看たそうです。

いろいろ書きたい気持ちもあるけれど、うまく書けません。

夕焼け

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