カテゴリー「梅しそ」の35件の記事

2010.10.14

青紫蘇の実いっぱいの佃煮。 > kuu

今年の紫蘇の実の佃煮は青紫蘇の実がたくさん入った佃煮になりました。
昨年までのレシピは、ちりめんじゃこ、干しあみえび、しらす干しなどの海産物を紫蘇の実以上にたくさん使って旨味を出したんですけれども…。青紫蘇の実をいっぱい買ってしまったから、こーゆーことになってしまいました。
材料費の問題と、材料全部が大量になると数回に分けて作ることになり、1回で済ませたい怠惰な心が「それはイヤだ!」と囁いたもので…。(゚ー゚;

手短に言うと、基本の作り方は一昨年の記事にあります。
「青紫蘇の実の佃煮。」 《別窓表示》

昨年の記事はこちら。やわらかいけど日持ちのしないタイプの佃煮でした。
「赤紫蘇の実の佃煮 やわらかめ。」 《別窓表示》

今年はこれ! 右側が青紫蘇の実いっぱいの佃煮です。

青紫蘇の実の佃煮

材料
・青紫蘇の実 300g
・青紫蘇の葉 小さな葉約20枚、本当はもっと多めがいいのです!
・ちりめんじゃこ 150g
・調味料は、醤油、みりん、酒を 各300cc、砂糖大さじ6

今まで作ってきたものより味は濃いですが、市販の佃煮よりは薄いと思います。今回はチビチビ食べようと思い、保存性を考えて作りました。

今年の作り方で書いておきたいこと
・青紫蘇の実は赤紫蘇の実よりアクが少ないと考え塩揉みはしない。
・保存性を考え、実の下茹では3分。(下茹でがアク抜きになる)
・調味料が多いと(=濃い味にすると)、水分がなくなるまでかなりの時間がかかるのでそのつもりで…。
・保存瓶はあらかじめ煮沸し冷まし、よく水気を切る。出来上がった佃煮は冷めてから詰め、冷蔵庫で保存。

濃い味の佃煮の食べ方ですが、我が家では薄味に作った佃煮と食べる直前に混ぜます。おっちゃんのグッドアイデアです。
写真の左側の佃煮はおっちゃん作、昆布ときのこの佃煮で常備菜です。ショウガが少し入って薄味に仕上げてあり、これだけだとモリモリ食べられます。このふたつを 5対1(青紫蘇の実の佃煮が1です)くらいで混ぜていただきました。(・∀・)イイ!

我が家は薄味の佃煮を(おっちゃんが)よく作り、たいてい3日で食べきります。豪華に牛肉の佃煮のときもあるし、数種のきのこを使うこともあります。
おっちゃんが優等生の主夫する理由は、台所でタバコを吸いながらやれるからです。手早いので1時間くらいでチャッチャと作るみたいです。喫煙の文句封じですねー。

さてさて、来年も青紫蘇がいっぱい生りますように!
来年は庭のアチコチで育つように挿し芽の準備をしてます。

青紫蘇

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2010.10.13

紫蘇の実の佃煮の準備! > kuu

今回の帰路は名古屋から東京まで11時間かかりました。(^^;
東名のほうが早いんだけど中央高速を使って、途中で高速降りて国道19号線をチンタラ…、おいしいものを食べ、特産物を買い、リフレッシュしながら戻ってきたんです。

道の駅賤母(しずも)で買った青紫蘇の実。おっちゃんに唆され300グラムも買ってしまいました。これで600円です。

青紫蘇の実

これ全部、佃煮にして欲しいのだそうで…。
我が家のレシピは紫蘇の葉やちりめんじゃこも使うので大量になります。( ´・ω・`)
作るの面倒だなぁ…、という気持ちになりまして今日まで手付かず。
買ってしまったものは仕方なし。
鮮度が落ちる前にと、ようやく他の材料集めに入りました。

青紫蘇の葉は庭で採取です。こぼれ種で育った青紫蘇が3本あるんですが、すごく大きく育っちゃったんです。

青紫蘇

完全無農薬なので虫付き放題! 大株の割りに食用になる葉は少ないのです。
紫蘇の実だって、その気になれば自家採取できるのですが、けっこう疲れる作業だというのは一昨年経験済みで、枝から落とした状態の実が安く買えてラッキーと思ったのですよ。

やわらかそうで、まだ虫にやられていない葉を選んでいたら…

ぺこ

ぺこが足元をウロチョロしてます。^^
我が家の昨夜のおかずは旬の戻り鰹でした。身を買ってきたので血合や筋の多いところは猫さんの朝食となったのです。朝は豪華だったのに午後はカリカリだけで物足りなくて、おねだり攻撃でウロウロしてたんだと思います。
あげたいけどねー。もうないのよぉー。(*´ェ`*)

続きはまた明日!

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2009.09.18

赤紫蘇の実の佃煮 やわらかめ。 > kuu

昨年は庭で採取した青紫蘇の実で、佃煮と梅酢漬け(塩漬けに梅酢を足したもの)を作りました。収穫の仕方が悪かったせいで、今年、青紫蘇はホントに少ししか生えなかったんです。おっちゃんが「枝を切ってから実を採る」と言ったとき、ちゃんと反対して枝を切らずに採れば種は多めに残ったはずなんです。と、終わったことを蒸し返してもしょうがないか…。

近所の農園で安く売っていた赤紫蘇の実を買ってきました。おっちゃんに「佃煮と梅酢漬け、どっちがいい?」と聞くと、「佃煮がいい」と言うではありませんか。意外でした。
昨年、kuuは佃煮で口内炎ができました。基本、口内炎に塩辛くて硬いものはダメなんです。その上、えびアレルギーなのに、あみえびを使ったものだから、それがいけなかったのかもしれません。
それで佃煮はおっちゃん専用になったんです。チビチビと少しずつしか食べなかったし、すごい時間をかけて食べていたので「あんまりおいしくないんだな」と思いました。そうではなく、おいしいのに1瓶しかないから大事に食べたんだそうです。それにkuuが食べられないから自分だけモリモリ食べるのは控えたそうで。・・・・・そうだったのか!
おっちゃんの気持ち、1年経ってわかりました。( ^ω^ )

余談:エラソーにブログに作り方を書いてますが、手作り品に自信満々なわけはないので、おいしいと言ってもらえないときは(届きましたの連絡だけとかね)「お口に合わなかったんだ」と思ってへこみます。これは、おっちゃんの珈琲豆も同じで、おっちゃんもへこんでます。( ´・ω・`)

そこで今年は、ふたりでモリモリ食べられるような佃煮を作ってみました。

赤紫蘇の実の佃煮

昨年はちりめんじゃこを使いましたが、これを釜揚げしらすの小さいのにしました。あとの材料は昨年と同じで、紫蘇の実(赤でも青でもOK)、青紫蘇です。あみえびは入れたらおいしいけど抜きました。調味料は、醤油、みりん、酒、砂糖です。作り方はこちら。《別窓表示》
ただ、しらすには水分が多いので青紫蘇の次にフライパンに入れました。それから、紫蘇の実のアク抜きの仕方を変えて、先に塩揉みしておいて茹で時間は1分と、短くしました。分量はテキトーで、しらす片手いっぱい、青紫蘇は両手山盛り、紫蘇の実は片手でこぼれるくらい。調味料はひたひた。
昨年のものに比べて日持ちは短いかもしれません。
だけど、やわらかめ~。食べやすいです。朝食は麦飯と野菜いっぱいの味噌汁と、この佃煮だけで満足です。口内炎も今のところ(2日前から食べています)できていません。

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2009.09.08

いちじくから梅の話。 > kuu

本題は梅ですが、枕はいちじくです。

子供の頃、実家のある愛知県の某所では、いちじくはどこのお宅にもある樹木で、他人の家のものでも子供が勝手に食べて怒られない果物でした。つまり、食べ放題のおやつでした。それが今や、けっこうなお値段のする、買わなきゃ手に入らない果物になっちまいました。

おっちゃんの友達のお宅前を通りかかったとき、玄関先にいちじくの木が植えてあるのを見ました。その頃はまだ未熟な果実でしたが、「あれが熟した頃、もらいに行こう!」と勝手に決めて、熟すのを待ちつつ、どうやって食べようかと考えてました。(*´ェ`*)
セミドライいちじくというのをネットで知り、そのおいしそうでおしゃれな雰囲気に惹かれました。本間節子さんや柳瀬久美子さんのお菓子はたいそう旨げです。(・∀・)

きのう、手に入れた いちじくは3個。。。持ち主がお好きだそうで、熟すのを待って毎日1個ずつ、もいで食べていると聞いたから、それ以上は頂けませんでした。1個はすぐ食べ(おっちゃんと半分こ)、2個持ち帰り、セミドライいちじくを作ろうと思いましたが作り方を調べると、軽く砂糖を振って電子レンジで水分を飛ばしたあと、低温のオーブンで2時間焼くらしく、、、萎えました。思ったより面倒だな、と。おっちゃんは電気代がもったいないと言いますし。(^-^;
結局2個とも、そのまま食べちゃいました。小ぶりで甘さのある品種で、たいそうおいしくいただきました。m(__)m

自宅の果物加工品というのは、材料が余っているか、そのものを食べるより加工したほうがおいしいときにするものだと思います。加糖、加熱すれば栄養価も変わっちゃいますし、生で食べたほうが健康的です。と、自分を納得させました。友達のお宅のいちじくを挿し木して我が家の庭に植えよう計画がうまくいったら、そのときにセミドライいちじくを作ることにします。何年後でしょ。(ノ∀`)・゚・。

我が家の梅製品、今年はまだ消費できていません。例年なら梅ジャムはアッという間に食べ尽くしましたが、今年の完熟梅ジャムは酸っぱすぎました。(青梅ジャムと種入りジャムはおいしかったと思いますけど…)おいしさに欠けると消費のスピードがぐ~んと落ちます。
ところが!名古屋の友達がこれのおいしい食べ方を教えてくれました。パンとアイスクリームと完熟梅ジャムを一緒に食べるというのです。云わばコメダのシロノワール風!!

クロワッサン+ソフトクリーム+完熟梅ジャム

パンはデニッシュ生地のものを温めて、とのことでしたが、クロワッサンでやってみました。アイスは市販の(持ち帰りタイプの)ソフトクリームにしました。いやはや、これおいしいです。梅ジャムが無くても十分おいしいと思いました。(^-^;
友達のご家族は梅の実の天神さんまで食べるそうで、マネっこして生まれて初めて梅の実を割ってみました。

梅の天神さん

小ぶりのアーモンドみたい。^^ チュワッとエキスが出てきてかすかに杏仁豆腐のような風味がしました。

このお友達からは沖縄の黒糖をどっさりいただきまして、その黒糖とリンゴ酢で作った梅シロップも送りました。漬けてから日数が経って味がこなれたせいか、「また飲みたい。焼酎割りにしたい」と言ってもらえました。そこで冷凍保存してあった南高梅でまた作りましたよ! 今度は黒糖の割合を増やして、黒糖3割、(氷砂糖が無く代わりの)グラニュー糖7割にしました。これがそろそろ飲み頃です。^^

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2009.08.10

「梅シロップ、2009年の試行錯誤」の続き。 > kuu

「梅しそ」カテゴリー前記事「梅シロップ、2009年の試行錯誤。」《別窓表示》の続きです。

シロップに漬けた梅は本来、エキスが出てシワシワになります。それがなぜかふっくらしたままのことがあって、初めてその状態になったとき、ブログにこう書きました。「甘酸っぱくて、さわやかな味です。毎日1個は食べたい。来年は、365日×2人分で730個の梅をシロップに漬けようかと・・・まじめに考えちゃいます」(←冗談半分です)

しかし、ふっくら梅を目的に作るとシワシワになるのもあってうまくいきませんでした。単純に考えれば浸透圧の作用ですから糖濃度と溶けるスピードによるのでしょうが、こちらは同じように作っているのですから。
以前にもご紹介した「お砂糖豆知識」にこう書いてあります。

ブドウ糖など単糖類では梅にしわが出来ず、青梅と同じ丸いままであり、コクのある梅酒は出来ないが、梅の実も食べたいという人には適している。

お砂糖豆知識 2003年12月号「氷砂糖の用途」 《別窓表示》より

昨年、シロップで試してみました。「丸いままであり」と書いてありますがシワになったのもありましたし、何より不味いのなんの! シロップも不味けりゃ梅も不味い。だいたいブドウ糖の高価なことよ(涙)。梅も酢も糖も無駄になりました!(`◇´*)

そこで今年は氷砂糖主体で条件を変えて作って、シワシワとふっくらの原因を追及しました。前記事の予告の写真には4つの梅が写っています。梅シロップに約1ヵ月漬かっていた梅です。青梅のシワシワとふっくら、完熟梅のシワシワとふっくら。
コントロールして思い通りに作った4個です!と言いたいところですが違うんです。。同じ瓶のシロップ液に同じ時間漬かっていたものなんです。梅の熟し具合によって違いが出るとしたら、青梅はシワシワに、完熟梅はふっくらになると思っていたのにこの結果でした。

梅シロップ仕込み

完熟梅を冷凍したものと冷凍しないもので作ってみる。
漬けている間によく振るのと振らないので差をみる。
酢を減らす。

どんな作り方のときもシワシワ梅とふっくら梅ができてしまいました。orz
つまり、原因の追及はできませんでした。m(__)m
梅ひとつひとつに「あなたはなぜシワシワなの? ふっくらなの?」と尋ねたいくらいで、梅の個性としか考えられません。最初に作ったときの全部シワシワがむしろ不思議です。(^^;;

だけど、どれもおいしいのです。シロップも梅も。^^
これは青梅のシロップ漬けで作った青梅ゼリーです。

青梅ゼリー

青梅の外側は甘く、内側は甘さ控えめでシャリシャリしていて梅の風味が強いです。でも苦さは取れています。こういうのを懐石料理屋で食べた遠い記憶が…。
ゼリーの正体は片栗粉(馬鈴薯澱粉100%)です。葛粉だともっとおいしいでしょうが、ケチっても甘さの調整で上品な味に作れます。材料の青梅の品質が優れていたおかげか、「旬の贅沢」と思いました。偶然にできた数個しか、こういう丸々青梅はなかったので来年も食べたいけれど、さて。

下は去年作った黒酢の梅シロップの梅です。1年保存したもの。

梅シロップの梅、1年もの

見かけ硬そうですが、ちゃんと果肉は残っていて、そのまま食べておいしいです。しゃぶりつくしながら食べます。残りあと2個。少量のシロップに漬けてお宝のように冷蔵保存しています。


もうひとつのお題目。冷凍梅と冷凍しない梅でシロップの味に差はでるのか。
こちらは微妙で、人によって意見が違ったのです。
冷凍しない方が香りは残った気がしますが、漬けておいた時間に差があったので実験としては不備でした。そんなに大げさな差は出ないと思いましたので、利便性優先で買ってきてすぐ作りたいか、冷凍保存してあとで作りたいかで決めればいいように思います。1年冷凍した梅で作っても普通に大丈夫でしたし。^^

写真はすべて、PENTAX K200D+DA18-55mm F3.5-5.6 ALII

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2009.07.14

梅シロップ、2009年の試行錯誤。 > kuu

3年前から梅シロップを作っていて、毎年、試行錯誤を繰り返しております。今年、やってみたかったのは、黒糖を使うこと。梅を冷凍する、しないで味は違うのかを確認すること。漬けた梅の実がふっくらしているか、シワシワになるか、その違いの原因を探ること。

まずは黒糖を使った梅シロップ。これはミントのみんさん(※1)、ふにゅさん(※2)のところで作ってらしたのを見て、我が家風にしました。黒糖100%ではなく、20%で作ってみたのです。2種の糖類を混ぜて使うアイデアはkoumeさん(※3)からです。

材料:梅(冷凍青梅と冷凍完熟梅の混合)100gに対して、氷砂糖80g、黒糖(ブロック状のもの)20g、リンゴ酢20cc
作り方は省きます。m(__)m

◇黒糖の梅シロップ
梅シロップ

シロップ液は濃い赤茶色で(見づらいですが右側にあるもの)、5倍に薄めると美しいドリンクになりました。ミントのみんさん(※4)がハーブを上手に使っていらっしゃるのを真似て、庭の青紫蘇の若葉を飾ってみました。葉っぱは最後に食べます。出たばかりの若い葉ですから紫蘇特有のクセが薄く、イイ感じに合いました。シロップを飲んで甘くなった口がさっぱりします。
肝心の味ですけど、仕込んで10日くらいで糖類は溶けましたが、その時点では・・・不味く、、3週間を超えたらおいしく飲める味になっていました。薄めて飲むと黒糖の風味をギリギリ感じるくらいのナンパな味で、黒糖好きには物足りないかもしれませんが、雑味が少なくすっきりしていてウチはこのくらいで良いと思いました。

◇今年作った他の梅シロップ
梅シロップ

◇梅(冷凍青梅と冷凍しない完熟梅の混合)、千鳥酢、氷砂糖
◇梅(冷凍青梅と冷凍完熟梅の混合)、千鳥酢、氷砂糖
◇梅(冷凍青梅と冷凍しない完熟梅の混合)、ぶどうとブルーベリーの酢、氷砂糖

千鳥酢はガジャのねーさん(※5)に教えていただいて知りました。お料理に使ったら、他の酢には戻れなくなりました。上質の酢です。
ぶどうとブルーベリーの酢を使ったのは昨年の余りがあったからなんですが、昨年同様、冷水で割るとこれが一番おいしいと感じました。これはそのまま飲める酢なんです。このシロップがおいしいと感じるのは、kaze&kuuの嗜好が酢の酸味に弱いからかもしれません。

長くなりましたので、次回の「梅しそ」カテゴリーの記事に続きを書きます。

◇予告の写真
梅シロップの梅

【参考ブログ】 ありがとうございました。m(__)m
※1 「ミントのみん:黒糖梅酒、梅シロップ、黒糖バナナサワードリンク」 《別窓表示》
※2 「隠れ家:梅シロップ3種」 《別窓表示》
※3 「小梅写真:写真で見る梅シロップ観察」 《別窓表示》
※4 「ミントのみん:梅シロップのハーブ添え」 《別窓表示》
※5 「ガジャのねーさんの 空をみあげて☆ Hazle cucu ☆:お酢って」 《別窓表示》

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2009.07.02

今年の梅ジャム。 > kuu

連日の肉体労働で、食卓を整えて食べ物写真を撮るという気力が出ず、アップが遅れましたが梅仕事はやっております。梅の香りと酸っぱさは疲れた体を労わってくれるようで、旬のうちに旬のものを作ることの楽しさと、出来たものを好きな人と一緒に食す喜びを感じています。

梅ジャム用に手に入れた完熟南高梅が完熟でない!とケチつけてましたが、出来上がった梅ジャムは見事なオレンジ色になりました。完熟梅ジャムと先に作った青梅ジャムをヨーグルトに載せて並べてみました。

梅ジャム
PENTAX K200D+DA18-55mm F3.5-5.6 ALII

こうして見ると、青梅ジャムは青さが足りないと嘆いていましたが、ちゃんと青梅の色が出てますね。(^^; しか~し、完熟梅ジャムは見かけはいいですけど酸味がかなり強いです。やっぱり完熟で作りたかったよね、ブツブツ…。

青梅、完熟梅、両方とも、果肉を漉して作った写真のような透明なジャムと、漉したあとのもので作った種入りジャム(ペースト)を作りました。どっちも種入りのほうがおいしく感じました。ここで結論に至ります。

来年は漉さない。最初から種入りで作る。
白ワインは入れる。安物のワインは買わないこと。

さてさて、ジャム用には中途半端な完熟梅でしたけど、これが梅シロップには「吉」と出ました。シロップの話はまた今度!

作り方など関連記事は 「梅しそ」カテゴリーをご覧ください。

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2009.06.16

これは完熟梅なのだろうか。 > kuu

ネットで予約注文していた完熟南高梅が届きました。

南高梅、完熟?

きれいな大粒なんだけど、完熟というには青さが目立つ梅が多いと思いました。オレンジ色の完熟梅は1/4も入ってなかったかな…。完熟かどうかはしっかり確認した上での注文だったのでがっくりです。ネットでお買いもの~♪ってこういうことだよね、って思っちゃいました。東京のスーパーで買うより安かったので、そんなもんかと。。

信頼している農家(青梅の購入先で、つくしや石蕗、蕨、イタリアンパセリの苗をいただいたところ)には、「今年は青梅でおしまい、完熟梅は収穫が約束できないから他で探してほしい」と言われました。正直なこと!
近所の青梅も不作でしたし、梅の収穫にはつらい年だったのかもしれません。樹上完熟はリスクが高いですしね。「完熟でない梅も混ざってしまった」と言っていただければ、収穫のご苦労を思い、いちゃもんなんか言う気はなかったんですけど、ことわりもなく送り付けられたので、どうしようかと相談中。悔しいですもん。

完熟と追熟では味が違うんですよね。
梅ジャムの味も当然違ってきます。

結果、おいしいものができればいいんですけど。
はてさて、がんばろー。

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2009.06.01

青梅のジャム。 > kuu

我が家の今年の梅仕事、第一弾は青梅ジャムでした。作ったのは2週間前のことですけど記録しておきます。(^^ゞ

作り方は昨年のものが自分なりにパフェークトと思っています。
「青梅ジャムのアク抜き。」 《別窓表示》
今年のテーマは「もっと青々とした青梅ジャムを作りたい!」
昨年は木灰汁でアク抜きしたのでアクがいとも簡単に抜けてしまい、色もかなり黄色っぽくなったと思います。今年はアルカリの力を借りずにやってみました。

青梅

1キロ450円、無農薬の最良な青梅。2キロ(実際は2.2キロの入ってました)買って、見かけのきれいな1キロはシロップ用に冷凍保存。残り1.2キロ、ぶつかりや虫食いで多少の傷みのあるものをジャムにしました。(ジャム用だと傷んだところは漉す前に容易に取り除けるのです)

・青梅は洗ってヘタを取り除く。
1~2時間、水に浸けておく。←この時間は重要。後述します。※1
・たっぷりの新しい水を入れた鍋の中に青梅を入れて火にかける。
・湯が熱くなり、1~2個青梅が浮かんできたら、すぐ火から下ろす。※2
・自然に冷めたら水を替える。半日ごとに3回くらい替える。※3

このあとの作業は昨年と同様なので省略します。

昨年も記述しましたがこちらを参考にしています。
「青い梅のジャム : ニュース : グルメ : YOMIURI ONLINE」 《別窓表示》

※1~3がアク抜きとなるわけです。これは短くてもダメだけれど、長過ぎてもよくありません。アク抜きを通り越し、青梅の風味まで奪ってしまうと思うのです。アクが抜け過ぎると色も黄色っぽくなるようで…。

・・・・・わたしがやってしまいました。アクの抜き過ぎ。13の時間が長すぎました。3の水替えなんか、倍はやったもんねー。味はいいんですが今年のテーマは青々とした色だったのにぃ~。

青梅ペースト&ジャム

左は種入り青梅ペースト、右が青梅ジャム。昨年よりは青みが残っています。。
しかし、うまっ♪ 生パン、トースト、ヨーグルト、どれにも合います。
昨年同様、余剰品の種入りペーストのほうがおいしいと感じました。種を丸呑みしちゃう可能性があるので、小さなお子様やお年寄りのいるご家庭にはおすすめしませんけれども。

◇来年の課題
・青梅ジャムはアクを抜き過ぎず、青みを残すよう心がけること。
・ジャムにも白ワインを入れて作ってみよう。
・もしかしたら、漉さなくてもいいんじゃね?

さて、青梅は南の方から送っていただきましたので我が家は早々に手に入れました。ここら辺りでは今が季節のはずなのですが、近所の果樹園に貼り紙がありまして、『今年の青梅は極端な不作のため販売出来ません』
それで完熟梅も、近所で買うのは難しそうだと思ってネットで予約しました。こちらはオレンジ色の完熟梅ジャムを作るつもりです。

【追記】過去記事で裏ごしした果肉をペーストと書いていましたが、これをピューレに訂正しました。加熱前はピューレで、これで作ったものをジャム、練って作ったものはペーストとします。m(__)m

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2009.01.16

紫蘇の実アイス。 > kuu

寒い日が続いております。今朝は外水道が凍って昼まで水が出ませんでした。この冬、初めてかな。そんな日にアレですけど、ぬくぬくの部屋で食後にちょっとだけアイスクリームを食べる、なんていうのも冬の楽しみだったりします。
秋に作った自家製の青紫蘇の実の梅酢漬け、これは大ヒットでした。最後の最後、小さじ1杯もないくらいに減ったらもったいなくて使えなくなって、年を越してしまいました。保存は冷蔵庫でしたので全く大丈夫!
冷蔵庫の整理をしたおっちゃんが、ほどんどない保存容器を見て、「中身がないのに容器だけ入ってたよ」と好意で流し台に出しっぱなしに…。それで、きょう、最後を使い切りました。

紫蘇の実アイス

バニラアイスクリームに紫蘇の実を載せました。これを混ぜ混ぜして食べます。えと、塩アイスとか、塩キャラメルとか、流行りましたよね。甘いものにアクセントとして塩味を効かせるという、これもそうです。紫蘇の実の梅酢漬けの食べ方として、これが一番おいしいと思いました。(梅酢を使わないで作る"塩漬け"の場合でも同様においしいと想像します) 一般的な使い方のふりかけ、お茶漬け、紫蘇の実茶より、おいしいんです。意外でしたが。
紫蘇の実はごはんと一緒に食べると、飯粒より小さいので噛まずに喉を通ってしまいがちです。お茶で飲むときもつい流し込んでしまう。それがアイスクリームと一緒だと、アイスだけ先に溶けて、口中に残った実をじっくり噛んで潰し、紫蘇の実の香りが広がるのを楽しめます。

これ、kuuのオリジナルではありません。図書館で読んだ『現代農業』 《別窓表示》の夏頃の号に載ってました。この雑誌、すごく面白いです。農家向けなんですけど、一般でも使えるアイデアがあって、いくつか使わせていただいてます。

梅酢漬けの作り方など、関連エントリーは「梅しそ」カテゴリをご覧ください。

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